あらすじ
大国撃破の熱狂が冷めやらぬファルーン王国。
そこにドルセンが誇る五天位の一人、「狂乱の皇女」カーミラが単身乗り込んできた。
その眼前に立ちはだかったハンドレッドの剣術指南役・ヤマトは、戦いの最中に「この方はマルス王が娶るのがふさわしい」と思いつく。
当然の如くマルス以外の意見は全員一致し、フラウとカーミラによる「正妃の座をかけた頂上決戦」の舞台は着々と整っていくのであった――。
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いやぁ
そうなりまっか!成る程な!!
どんな悪人でも、あの国に入ったら
可哀想な存在になるという…
どんなやねん(-_-;)
Posted by ブクログ
異世界を舞台にしながらも、どこか地続きのリアリティを感じさせる不思議な作品。2巻では、主人公マルスの周囲でさらに勘違いと暴走が加速し、物語のテンポはさらに小気味よくなっている。特に、婚約者フラウをはじめとする登場人物たちの“狂気的な愛”が絶妙なバランスで笑いと緊張感を生み出し、読者を飽きさせない。誤解の積み重ねが国家の繁栄につながってしまう皮肉混じりのユーモアも心地よく、気がつけば一気読み。読み終えた後には、不思議と元気になれるような、そんな物語だった。