あらすじ
季節外れの大雪に見舞われた盛岡で、夜間、7歳の少女がひき逃げに遭った。はねられたのは、喫茶店「ドールズ」の経営者である月岡真司の娘・怜。彼女は言葉を失い、一方で“人形”に異様な関心を示しだす。喫煙をはじめとする怜の信じがたい奇矯な行動。さらに医学の常識をこえた不可解な症状が彼女の肉体を襲う。少女の心の闇に何がひそんでいるのか? 巧みな構成と斬新な着想、恐怖小説の第一人者がつづった傑作長編!
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
ドールズシリーズの1冊目
(最近5冊目が発刊されたらしいが
今は単行本なので我慢)
個人的には2冊目の
短編集が1番!
江戸の古き良き時代の
考えが現れていて
江戸言葉で
犯人に問いかける。
「おめえさんも・・・」
ほっこりして好きだった。
シリーズ全般を通して
面白い着眼点で
面白い小説だった。
Posted by ブクログ
久しぶりに再読。
ホラー物はいささか尻込みしてしまうのですが、このシリーズは好きなんですよね。
ホラーというよりミステリ色が勝っているからでしょうか。
タイトルが『ドールズ』なだけあって、人形についての蘊蓄等も非常に興味深くて、このシリーズが好きな理由の1つです。
この1作目で明かされる真実。
そこへ辿り着くまでの過程にぐいぐい引き込まれます。
次の2作目からは、あの人の活躍が見れるはず。