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Posted by ブクログ
世話になった村での攻防戦で初めて戦(いくさ)を経験するエウメネス、「忘れ得ぬあの高揚感」と記す。
そして第1巻の物語導入部分に戻る、なので表紙がバルシネなのだ。
クライマックスは村の攻防戦だが、これはこれから経験するであろう数多(あまた)の戦から見れば序の口なのだと思う反面、最初の戦にその人間のほとんど全てが現われるのも事実なのだ。
自分を救い、仲間として迎え入れてくれたボアの村の人々のため、
エウメネスは初めての戦に臨みます。
そう、トロイア戦争の英雄・オデュッセウスのように、知略を主な武器として―。
そして、新展開へ。
物語は、第1巻のトロイア遺跡の場面へと回帰します。
ペルシア帝国のバルシネ(←今回のカバーイラストの人。おひさしぶり。)
が再登場です。
【第36話 オデュッセウス】
ボアの村とティオスを再び戦争状態にしないため、エウメネスは一芝居打って出る。村人たちに戦う意志はなく、残酷な罠を張ったのは全てスキタイ人である自分だと、エウメネスはテレマコスに語る。
テレマコスの憎悪を自分だけに向けさせることに成功したエウメネスは、村を出ることにした。全ての責任を一人で背負って村のために出ていくエウメネスの姿に、村人たちは英雄オデュッセウスの姿を重ねていた。
エウメネスの旅立ち後、サテュラはテレマコスの元に嫁入りをした。
【第37話 レスボス島-生物研究所・1-】
ペルシア帝国に仕えるバルシネは、女の身でありながら軍人として、スパイ容疑のかかっているアリストテレスの所在を追っていた。
バルシネは、レスボス島にある、とある生物研究所を訪ねた。
【第38話 レスボス島-生物研究所・2-】
生物研究所にアリストテレスは来ておらず、変質的な男を前に、バルシネは早々に後を去る。
海岸線に出たバルシネは、そこで船づくりをしているエウメネスと出会う(第1話の部分)。エウメネスはバルシネに嘘をつき、アリストテレスを乗せて出航してしまった。
Posted by ブクログ
パフラゴニアの村では知略を用いての戦闘で勝利を
つかみます。
ハラ立つから殺しちゃえと、集の怖さ、民衆の怖さがよく出
てます。巻末は気持ち悪い終わりかた。何かの伏線なのか。
見せ方が面白い。先が気になります。
Posted by ブクログ
ボア村を攻め落とす計画を練るティオス市の豪族フィレタイロス家のダイマコス。その兄の謀略を弟のテレマコスが村に伝える。装備も人数もダイマコス私兵に敵わぬボア村民を、エウメネスはいかにして救うのか。ボア攻防戦クライマックス。
そして物語はようやく、アリストテレスとエウメネスが出会うシーンへと繋がっていく。