【感想・ネタバレ】新訳 紅楼夢 第7冊のレビュー

あらすじ

「悪霊がいる」と噂がたつほど寂れきった大観園.勢いを失った賈家にとどめを刺すかのように,一族の過去の不正が次々に摘発される.失意のうちにおばあさまが亡くなり,王煕鳳も病死.混乱の中で,宝玉は再び太虚幻境を訪れ,少女たちの来歴と結末を悟る──.深い寂寥感と微かな希望とともに,一幕の夢幻劇はついに幕を下ろす.

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Posted by ブクログ

第6冊と最終巻の本冊は補作とのことだが、作品世界をきちんと締めくくっており、読後感は収まりが良い。読書もこのあたりまでくると、登場人物の行く末に何かしらの感慨があり、長い物語につきあった時の独特の感動がある。堪能した。なお、各冊の巻頭にある「本冊の読みどころ」は、ネタバレなので、物語世界に慣れてきた第5冊あたりからは、先に読まない方がよかったなと、今になって思う。

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2014年06月07日

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