【感想・ネタバレ】新訳 紅楼夢 第1冊のレビュー

あらすじ

天上の夢幻境から下界へ降り,輝く美玉を口にふくんだ姿で,栄華を極める大家の御曹司に生まれ変わった賈宝玉(かほうぎょく)と,彼を追ってきた林黛玉をはじめとする,いずれ劣らぬ美少女たち.前世の因縁による運命の翳りをかすかに予感させつつ,賈家のおばあさまの絶対的な庇護の元に彼らは出逢い,壮麗なドラマがここに幕を開ける.

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Posted by ブクログ

中国古典小説の最高峰らしい。煽り文句に背中を押され読み始めたが、はじめの100頁ほどが苦しかった。登場人物が、それぞれ十分な描写もないまま、次々と入れ替わる。巻頭の系図や第3話末の屋敷平面図を常に見ながら、行を行きつ戻りつ読み進めた。ある程度系図が頭に入ってくる第8話あたりになると、物語も動きはじめ普通に読み進められるようになってくる。この第1巻ではまだ、一族の繁栄ぶりを描くところで終わっているので、物語としては次巻以降に期待するしかない。しかし、清朝時代の有力一族の生活風俗を知るには役立った。

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2014年01月29日

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