【感想・ネタバレ】新訳 紅楼夢 第3冊のレビュー

あらすじ

「寝ても覚めてもあなたのことが忘れられないのです」.ささいなことに心揺らぎ涙をこぼす黛玉の姿に思いあまった宝玉の告白は,しかし彼女には届かず,予想外の波紋を呼ぶことになる──.美しい菊の咲き乱れる秋たけなわの大観園を,少女たちが興した華やかな詩社や,劉ばあさんを交えた楽しい宴などの名場面が彩る第3冊.

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Posted by ブクログ

本冊では、主人公一族の女たちが次々と催すイベントが描かれる。ひとつのイベントが開かれるとその答礼としてすぐ別のイベントが開かれると言った調子で、物語の進展はほぼない。ただそれぞれの女たちのキャラクターや人間関係が、読者にとって馴染みのものとなっていく。筋を追う楽しみは求めてはいけない。この世界の身を浸すことを楽しめるかどうか。暇のない人には勧めない。

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2014年02月17日

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