【感想・ネタバレ】壬生義士伝(上)のレビュー

あらすじ

小雪が舞う一月の夜更け、大坂・南部藩蔵屋敷に、傷だらけの侍がたどり着いた。貧しさゆえ南部藩を脱藩し、壬生浪(みぶろ)と蔑称された新選組の隊士になった、吉村貫一郎であった。その剣の冴えは“人斬り貫一”と京の都で恐れられ、一方、極度の倹約のため守銭奴と蔑まれた男には、まったく異なる貌もあった。元新選組隊士や教え子たちが語る非業の隊士の生涯から、血なまぐさい時代にひとすじに生きた「誠」の人生が浮びあがる。03年映画公開。浅田次郎、渾身の名作!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

時代小説を読んでみたいと思い、評判の良さそうなこの本を選択した。時代小説に慣れていないので、前半はなかなか集中できなかった。貫一郎のすっとぼけたところはおかしかった。
近藤勇が鉄砲で撃たれたところも笑いを誘った。
妻が自殺しようとするところは涙が出た。
こんなにも感情を揺さぶる小説に出会えて良かった

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2025年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新撰組のことは知っているけれど、吉村貫一郎という人物のことは知らず読み始めた。
初めの方では守銭奴、剣豪でかつ学もあり脱藩し、妻子のために遠く離れて稼ぎ…というイメージ。
彼に対してはそれだけの印象だったのが、関係各者へのインタビューが進むにつれ、彼の人となりが少しずつ解ってくる。
そして、吉村貫一郎への情も少しずつ深まってきたところで、下巻へ続く。
これからどう語られていくのか、凄く楽しみになってきた。
吉村貫一郎の生き様に、惚れつつある。

0
2024年03月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

盛岡藩を脱藩し、家族の為に命をなげうった男のそしてその周りの人たちをも呑み込んでゆく歴史の波。
新選組のこと、明治維新のこと、知っていたようで今まで何も知らなかったということがわかった。
涙なくしては読めない小説。

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2024年03月03日

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