あらすじ
澄人教。
人間以外の種族を人間以下の亜人と定義する、社会の奥底に暗く澱んだ悪意。
人ならざる「魔女」を護衛するジグは、彼らに対する情報を集めながらも極力不干渉を貫いていた。
だが、鱗人・ウルバスと食事を共にした直後、ジグはギルドで澄人教徒の襲撃を受ける。
向こうから実力行使に出てきた以上、もはや不干渉ではいられない。
この街で作り上げてきた人脈を足掛かりに、教会へと乗り込むジグとシアーシャ。
二人はそこで澄人教免罪官・ヤサエルと対峙する。
読みやすく読み応えもある、ちょっとライトなハードファンタジー。
依頼をこなす為なら殺しも厭わない、金次第でどんな仕事も引き受ける孤高の傭兵・ジグ。
災いをもたらす存在として、人々から忌み嫌われ住処を追われる孤独な魔女・シアーシャ。
ひょんなことで出会った異色コンビが、誰も知らない異大陸を目指すことにはじまり、様々な騒動に巻き込まれたり起こしたりするお話。
王道のハイファンタジーと異世界転生ものをあわせたような作風で、重厚感がありつつとっつきやすさもあり、シリアスと思いきやコミカルさもある、なんとも独特の味わいのある文体がGOOD。
妙に著者のこだわりを感じる白熱のバトルシーン、無骨なジグと常識に疎いシアーシャのちょっとしたやりとりの微笑ましさも推しポイント。
王道ファンタジー好き、異世界転生もの好き、そしてバディもの好きな方にもおすすめの一作。
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