あらすじ
セシリーの叱咤からリサへの態度が軟化したルークは、不承不承ながらもリサの灰被りの森での野草の採集を手伝うことにする。一方、セシリーたちの暮らす独立交易都市・ハウスマンでは、人外による凄惨な通り魔事件が発生。セシリーたち自衛騎士団の眼前に現れたその人外は、全身いたるところから剣や槍を生やした、あまりにも異形すぎるモノだった。騎士団が懸命に包囲するも人外はこれを易々と突破し、灰被りの森へと逃走を始めるのだが――!? 太刀筋閃き変幻する壮大なファンタジー叙事、第三弾!!
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Posted by ブクログ
暴力によって挫けたセシリーが立ち直る巻。ライトノベルでこれくらい暴力が描かれるのは、ちょっと珍しいのではないかと思う。作者ご本人も「血を吐くような思いで書いた」との仰せだが、これは納得。
暴力による拒絶と、最後のダンスへの誘い。この対比が上手く描かれていて、良い構成だと思う。良い巻だった。
Posted by ブクログ
青臭さが今巻は薄かった。なんといってもそこがよかった。
セシリーのルークに対する意識がどんどんと高まってきてる辺りが読んでて非常にニヨニヨできたのも○。
力の無い奴がそれを自覚せず、無駄にでしゃばる構図が好きじゃないので、ここでセシリーに無力さをつきつけたのも嬉しかった。
ただ悪役がちょっと下劣にすぎたかとは思う。後々のカタルシスを考えると分かりやすくていいけれど。
Posted by ブクログ
男装な3巻。
女性主人公で肉体を駆使する男社会にいるわけだから乱暴される可能性も低くないのかもしれなくて。
セシリーを庇うように現れるのは流石と思うけども。
そういえばそれぞれにサブタイトルなんてあったんですね。
3巻のあとがき読んで初めて知りました。
気にしつつ読み進めよう。