あらすじ
隕鉄を集める旅に出たセシリー、ルーク、リサ。道中はさながら新婚旅行のような雰囲気だ。そんな折、流星群が観測されたという噂のある軍国の港には、海賊を避けつつ新大陸からの女使者が交易を求めて来港する。彼女の正体は――!? アリア・リサ再会までの300年を駆け抜ける、疾風怒濤の番外編、つかまつる!!!
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Posted by ブクログ
表紙は時間を経たリタな最終巻。
番外編だけども本編ですごい良かった!
本編が終わってからアリアを解放するまでの途方もなく長い時間を過ごすリサの話。
300年もの間槌をふるい続けるのは想像もつかないぐらい孤独だろうなあ。
しかも完成させなくとも悪魔は復活しないだろうということも示されてしまうのだから。
主人公を含むそれそれのキャラの続きや、最後がしっかりしれてよかった。
数行でもいいのでリサとアリアのその後も知りたかった。
Posted by ブクログ
前巻で完結…ということだったけど、どう見ても本編、完結編の16巻。サブタイトル通りリサのための本。
しかし、ここに来て重要キャラが新登場とは…(^^;
ごくろうさまでした、リサ。よかったね。
Posted by ブクログ
最終巻と銘打った前巻に対し、今回は後日談的な位置づけ。
前巻で残ったもやもや感というか、物足りなさを補って余りある良い内容でした。
ちょっと唐突すぎるかなとか煮込み足りないなと思う展開は相変わらずですが、作者の登場人物たちを幸せにしてあげたいという想いがとても伝わってきました。
ハーレム学園もの全盛の時代に、剣と魔法の王道ファンタジーの砦を堅守した作者様には拍手と労いの言葉を送りたいものです。
ほんとうにおつかれさまでした、そして素晴らしい作品をありがとうございました。
個人的な思いとして、出版社が違えばもっと壮大に、かつ長く続く作品となったのではと残念ですが、未練ですね・・・^^;
Posted by ブクログ
ラストエピソードな番外編。だと思ったらガッツリ本編から続いてたでござる。序盤はヴァルバニル封印後で今までのような重厚な感じがなく、割とまったり読み進められました。ただメインの人物たちのそういった描写はリサ編を魅せる布石だったかなと。多くの出会いや別れを経験せざるを得ない立場で、それぞれの受け継がれていく意志を見ていくのはどんな気持ちだったろう。「乗り越えてきたのは私なんだ」と自らに言い聞かせるリサがすごく印象的でした。セシリーが言ったようにリサも幸せになれていると信じます。本当に作品完結、お疲れ様でした!