あらすじ
ララを狙う魔女の陰謀。滅亡した王家の恐ろしい歴史。呪いの謎を解くためにララとバビロンは旅立つ。道中に出会ったのは与えられた運命に誠実に生きるさまざまな人たちだった。
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Posted by ブクログ
剣と魔法と140歳の歳の差カップルの物語2巻目。
自分の魂を狙う魔女と戦うため、旅をする廃王女ララと用心棒のバビロン。ここからしばらくは、まさにRPGのようなストーリーが続く。問題を抱えた村を助け、力のある魔道師の元を訪ねて新たな力や道具を得る旅。旅の仲間も増える。
この巻では、偉大な魔道師の孫、だけど魔術より科学が好きという変わり者のナージスが加わり、さらに龍族の幼い姫君テジャまで預かることに。
いやはや、この世界は本当になんでもありだ。魔術の種類、食べ物の種類、人種、そして様々なモノにつけられた名前! 精霊や魔術の名前には、漢字とカナが併記されているのだが(例:「土鬼」に「ドルク」というルビが振ってある)出自がバラバラで、ケルト世界も北欧世界もギリシャ世界もすべてごった煮になっている。作者やりたい放題です。極めつけは、街道の宿場を牛耳る裏組織をあえて「ヤクザ」と呼んでいるところかな。子どもにはわかりやすいだろうが……。そういうところもRPG。
Posted by ブクログ
「許せよ、キエト。そなたの不幸で自分の幸福を思う罪深さを……。どうか許してほしい」
内容紹介です。
魔女の狙いは聖なる魂!
500年の血塗られた王家の歴史。その最後の血をひく王女ララ。王家初代に何が起こったのか?
ララを狙う魔女の陰謀。滅亡した王家の恐ろしい歴史。呪いの謎を解くためにララとバビロンは旅立つ。道中に出会ったのは与えられた運命に誠実に生きるさまざまな人たちだった。
うーん。内容は薄い。が、おもしろい。
他の香月作品みたいに、鼻につく人が出てこないんですよね。
ララは結構達観してるところあるけれど、これは教育の故であり境遇の故ですからね。
仕方ない。
上記の台詞なんて、10歳の女の子が言う台詞か!?って思っちゃいますよね。
人ってどうしたって自分よりも不幸な人見ると、ほっとしちゃうものです。
キエトって自分が愚かだったゆえに、周りを不幸にしたことを自覚し、死に至る病に苦しみながら巡礼している人なんですが、自分の愚かさを自覚出来る人って、たぶんそれが出来ない人の何倍も過酷な運命を生きなければならなくなってしまうんでしょうね。
どっちがいいんでしょう。
己の愚かさと過ちを自覚し苦しむ人生と、自覚出来ず表面上幸せに暮らせる人生。
うん。こう書くと迷うことなく後者だな。
ゲームなんてほぼしないので、良くわからないんですが、RPGっぽい?のかな。
一つの目的地に着くと、次の目的地を示される。
その旅路の中で成長していく。
みたいな感じ。
とりあえず、次の巻が楽しみです。