【感想・ネタバレ】かげろう忍法帖 ――山田風太郎忍法帖短篇全集(1)のレビュー

あらすじ

「どんなきっかけで時代錯誤な忍術物語を書きはじめたのか、じぶんでも忘れてしまったが、いまくびをひねって思い出してみると、どうやら「水滸伝」を私流に書いてみないかとすすめられたことが端緒となったような気がする」(「『今昔物語集』の忍者」より)。風太郎忍法帖の多彩さの極みは短篇にある。長らく読めなかった短篇を多数収録するシリーズ第一弾。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

どういうジャンルに当たるんだろう。
著者のシリーズでは忍法帖とくくられているが、時代物+活劇?ミステリ? 収められている一遍に創作秘話的なものがあるけれど、著者としてはミステリのトリックに通じるものがあったそうだ。
ともあれ、どの話も面白いのには驚いた。
『佐渡上』『服部半蔵』ときて『帷子乙五郎』の時代経過にも面食らう。

読みたいシリーズが増えたのが、実に嬉しい。

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2025年05月30日

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