あらすじ
母校の名門パブリックスクールから久々の依頼を受け、なつかしの学舎を訪れた、貴族探偵エドワード。しかしその依頼とは、アングレ女王と皇太子にまつわるとんでもないお仕事で!?
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Posted by ブクログ
現時点での最終巻
舞台が一作目の母校になるので、シリーズで一回りしたような感じに。
でも、今回で完結とは言われていないので、またどこかで彼らの活躍を見れるのかなと期待中。
Posted by ブクログ
本文58ページより引用
「皇太子殿下を、我等がヴァルフォア校で、本物の『君主の卵』にお育てするおつもりが先生におありなら・・・体験入学とはいえ、思いきったショック療法が必要です」
「と言うと?」
「本物の庶民を、殿下にガツンとぶつけてみるんですよ。・・・幸い、僕の探偵事務所には、生え抜きの庶民がいます。スラムで育ち、苦しい生活を送った経験があり、しかも理不尽な人種差別を受けたこともある。おまけに、学校まで途中で辞めてしまった・・・そんな人物が」
「・・・えっ?」
「ちょ、エドワード、それ、もしかしなくとも・・・」
「お前だよ、トーヤ。皇太子殿下と行動を共にするのは、お前しかいない」
「ええええっ!?」
「い、いやいやいや!無理!俺そんな、お高くとまった奴とか、マジで苦手なんだって!皇太子だろうと何だろうと、偉そうな態度取られたら、絶対我慢できないよ。怒鳴られたら、怒鳴り返すだろうし、殴られたらきっと殴り返しちまうし!」