【感想・ネタバレ】ライオンのおやつのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

小川糸さんの作品はすごく情景がキレイで目の前に想像できる感じ。前読んだつるかめ助産院もすごくキレイだった。今回は瀬戸内のレモン島。海とレモン、表紙の絵を読んだ後にしばらく眺めてた。
33歳の若さで余命宣告されて、ライオンの家で余生を過ごす雫。いろんな人の最期だったり、マドンナさんの言葉だったり、思い出のおやつのお話だったり。全部が心が温まりました。雫の死や病気に対する行き場のない怒りとかも、ライオンの家で色んな感情を受け入れて認めて、穏やかに最期を迎えられて。
特にマドンナさんの雫が亡くなった後の言葉に感動しました。
『人生というのはつくづく、一本のろうそくに似ていると思います。
そうそく自身は自分で火をつけられないし、自ら火を消すこともできません。一度火が灯ったら、自然の流れに逆らわず、燃え尽きて消えるのを待っしかないんです。
生きることは、誰かの光になること。
自分自身の命をすり減らすことで、他の誰かの光になる。そうやって、お互いにお互いを照らしあっているのですね。きっとあなたとあなたを育ててくれたお父様も、そうやって生きてこられたと思います。』
また時間が経ってから再読したい。

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2024年03月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まだライオンになりたくない雫の言葉に涙してしまった。
「死」は怖いイメージが強いけど、いつか「ライオンの家」のような場所で、心残りなく旅立てたら幸せだろうな。
当たり前ではない毎日を大切に、過ごしていきたい。死ぬまで生きる。

0
2024年04月29日

Posted by ブクログ

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この約半年、ずっと生死について考えてきた。
生きる意味とは何か。

今日たまたま私なりの生きる意味がわかった日だった。
未来のために生きる。それは未来の自分が振り返った時にこんな事あったな〜と思うのもそうだし、今は辛くても未来の私は笑ってるかもしれない。そして何より娘の成長を見たい。そんな思いから未来のために生きようと思っていた。

しかし作品の中で主人公は一生懸命「今」を生きていた。余命宣告されてからライオンの家に来るまで沢山葛藤があって大変だっただろう。でも最後はライオンにいる人々を通して、また六花を通して幸せに旅立って行った姿を見れて良かった。

死、とは怖いものなのか。生きるとは何か。考え続けたい。

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2024年03月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

泣いた。
泣いてしまった…
なんか心がほっこりする系かと思ったけど、少し死への恐怖が…
ホントは死への恐怖がなくなるのかもしれないんだけど。
ただのおやつのお話と思っていたらホスピスの話でびっくりした。

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2024年05月12日

Posted by ブクログ

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「DIE WITH ZERO」を読んでから、少しは、死を意識し、今を大切にしたいと思えるようになったかもと思いのですが、本作は、正に余命宣告を受け、唐突に死の現実を突きつけられた、33歳のしーちゃんの最期の生き様を垣間見ることになる。しーちゃんの死後に贈られるマドンナの言葉「生きることは、誰かの光になること」ー1番大切な人の光になれるなら、私も今をがんばろうと思います。

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2024年05月06日

Posted by ブクログ

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人生一度きりだから、後悔のないように生きよう‼️と見栄を張って生きてしまいそうになるけれど、この本を読んで不器用にありのままで生きること(それをも自分ごととしてちゃんと認めること)こそが自分のためであり、幸せに繋がるのかもしれないと思った。「私が私の人生を祝福しなくて、だれが祝福するの?」、良いところも悪いところもぜーーーーんぶひっくるめて自分の生き方に誇りを持てるようになれたらいいなぁ。

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2024年03月25日

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