【感想・ネタバレ】ライオンのおやつのレビュー

あらすじ

【本書は2019年10月に刊行した単行本に、加筆修正して文庫化したものです】人生の最後に食べたいおやつは何ですか――若くして余命を告げられた主人公の雫は、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、本当にしたかったことを考える。ホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのだが、雫はなかなか選べずにいた。食べて、生きて、この世から旅立つ。すべての人にいつか訪れることをあたたかく描き出す、今が愛おしくなる物語。2020年本屋大賞第2位。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最期まで自分らしく、力強く生き抜こうとする主人公の姿に心を打たれました。彼女の過ごした日々から、希望や幸せは人の心を救う万能薬なのだと教えられた気がします。

特に、「生きることは、誰かの光になること。」というセリフや、「雨はすっかり上がり、星が光っていた。」といった情景描写が強く印象に残りました。
命を終えた後も、主人公が残された人々の心の中で温かく生き続けているという表現がとても好きです。

言葉の一つ一つが優しく、生きることの尊さや命のつながりを感じられる作品でした。

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2026年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ずっと大事にしていたい本の一冊。
この本はゆっくり大事に読みたくなるような温かい話だった。

海野雫は33歳という若さにして癌を患い、余生を過ごすために瀬戸内海の島にあるホスピスへ移住する。

仕事や社会に疲れた先で、この「ライオンの家」のように、自由な生き方ができる場所が最期に残されていたらどんなに良いかと思われる。

やはり今作において1番心を動かされたのは毎日のおやつの時間だ。
入居者はおやつをリクエストすることができ、ランダムに選ばれたおやつを毎日食べることができる。
ここで重要なのが、どんなおやつでも再現してくれるところだ。余命わずかな中食べたいと思うものにはそれぞれ思い入れがある。
そのエピソードと共に毎日振る舞われるおやつには、その人の思い、強いては人生が詰まっている。
おやつのシーンで毎度そのおやつをリクエストした人の心情を考えては感動してしまう。

雫はやはりどんどん病態が悪化してしまうことを自覚しながらも、死に絶望するのではなく受容して大切に日々を過ごしていく。

そしてほぼ寝たきりとなった頃、まるで人生のボーナスステージというかのように、会いたかった人や故人に会えたり、食べられなくなったおやつを1口だけでも食べれるようになったりするのだ。おやつを食べて満足そうに亡くなる様は幸せそうだった。

都合が良いとも正直思うのだが、こんな風に死ねたらいいなと望む気持ちは隠さずに残しておきたい。
素敵なお話でした。

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2026年03月24日

ネタバレ 購入済み

深い本でした

人は必ず死んでいきますが、家族に囲まれて迎える最後も良いと思いますが、この本に出てくるようなホスピスが実際にあれば、そんな死を迎えるのも良いですね。死んでいくのは怖いですが、こんな風に死んでいければ本当にいいなぁって本でした。

#ほのぼの #シュール

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2024年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

余命宣告を受けた海野雫はホスピスで残りの日々を過ごす。
ホスピスでの出会いや「おやつの時間」を通して、温もりに満ちた最期を迎える。
出会った人々、関わりの薄かった家族にも雫の存在が繋がり、家族愛も垣間見える素敵なお話だった。
心がほっと温まって優しさに溢れた空間だなと思った。
私が最後に食べたいおやつはなんだろう。
決めるのには時間がかかりそうだ。

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2026年04月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

死ぬことへの恐怖をだんだんと受け入れつつ、自分がもっと生きたいという感情さえ吐き出すことも死へ向かう準備なんだと思った。
あまり人生の最後について考えたりしたことがなかったので、そういう考え方もあるんだと勉強になった。ホスピスで安らかな死を迎えるゲストとおやつのお話。

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2026年03月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

雫とライオンの家
雫と家族
雫とタヒチくん

それぞれの関係性に心あたたまって感動した


人生最後に食べたいおやつはなんだろう。
ママが誕生日に必ず作ってくれるアップルチーズタルトかな〜


私も死ぬのは気持ちがよいものなんだろうなと期待しながら毎日を生きてみることにしよう。

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2026年03月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

死についてのお話だった。切ないけど、悲しくはない。怖くない、と思える。今私が病気になったら?未練、後悔、あるよね。毎日、どうやって生きるか、どんな生き方をするか…

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2026年03月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

うーん。ちょっと表現が甘いというかなんか(この表現いい感じでしょう?)というニオイを感じてしまって鼻白らむところが何度かあった。あと幼い頃から家族のように大事にしてきた思い出深いぬいぐるみを全部壁に投げつける、みたいな描写があったけど、それは無いだろ?さすがに。と思った。病魔へのやりきれない怒りみたいなのを表現するための描写なんだろうけど、彼女にとってものすごく思い出深いそれぞれのぬいぐるみを壁に投げつけるか?ここで読むのやめようかと思ったけど、なんとか斜め読みで読み終えた。タヒチくんとか海野雫とかの命名もちょっとマンガみたいでしらけてしまった。でもこのホスピスは素晴らしいし、魅力的。

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2026年03月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み終えてみれば,確かに1本のロウソクのような話だった。
大病を患いながらも毎日と奮闘する主人公の奇跡の復活劇。といった筋書きの方が主流なのかもしれないが,あくまで主人公はページとともに衰弱していく。
ロウソクが短くなっていく過程でも,主人公・雫はライオンの家の人々との関わりによって今を生きる意味や自分自身を見つけていく。
瀬戸内海の綺麗な海や広大な葡萄畑の様子は脳裏に鮮明に映し出され,穏やかな気持ちにもなれる一冊。

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2026年03月11日

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