あらすじ
花菱孝冬は、友人を通じて、根岸の貸し家に出る女の幽霊の相談を受ける。鈴虫の刺繍が施された単衣をまとったその幽霊は、家主によれば、以前住んでいた元娘義太夫・小鈴で、十年ほど前に肺炎をこじらせて亡くなっていた。小鈴には娘がいたが、義太夫の母を嫌って疎遠だったらしい。貸し家を訪れた孝冬と鈴子は、小鈴がじっと一点を見つめていることに気づくが……。ますます好調、大人気の大正浪漫悪霊退治ファンタジー第5弾!
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Posted by ブクログ
月鈴子、星の川、鬼子母の実の3編。
月鈴子
ある貸家に幽霊が出るということで花菱夫妻が出向く。確かにそこに女の幽霊がいたが、淡路の君の好みではなかった。
その女性は娘義太夫をやっていたが、不本意な噂を立てられ引退を余儀なくされた女性だった…
星の川
鈴子や実家の母、姉妹が愛用している仕立屋の武蔵屋の女将、昌江の夢見が悪い、という。家の躑躅の植え込み付近で幽霊を見たというが、鈴子達に幽霊は感じられない。一緒に幽霊を見たという昌江お付きの女中が逐電し…
鬼子母の実
鈴子が貧民窟で生活していたときに一緒だった銀六の素性が分かりかける。そしてある家に出る幽霊を夫妻で調べに行ったら、いち早く淡路の君に食われてしまった。家の庭にあるザクロの木になる実を盗んでいく近所の子どもが木の下から赤ん坊の声がするという…
そろそろ終末に近いのか。最後の物語で兄の関わりが濃厚になってきて孝冬の懊悩がうかがわれる。淡路の君は今回、二体も食らうことが出来たから、お腹いっぱい?では。そして兄の恋人、薗部らくが掴めそうな感じ。鴻八千代ももっと出てくるのかな。次巻が楽しみ。
Posted by ブクログ
徐々に核心に近づいてきましたね…
探していた孝冬の兄が鴻心霊学会の会員で、南條と関わりがあったとは。
淡路の君が喰らう幽霊の基準もまだ謎のままですし、鴻八千代の鈴子への執着も気になります。
Posted by ブクログ
大正妖魔退治者シリーズ第5弾。
鈴子の母や、一緒に暮らしていた家族を殺した犯人に少しずつ近づいてる??みたいだけど、南條って誰だっけ……てなって、過去作を少し読み返してみたり。
結構複雑な話になってきた
あと、孝冬が避けてるせいもあり、淡路の出番が少ないw