あらすじ
後宮内の勢力争いに、小さき命さえ容赦なく巻き込まれていく――。 玲玉が倒れた理由が病ではなくその身に陛下の子を宿したためと知り、驚きつつも安堵する武照。決して自分だけのものにはならない陛下を思いながら、武照は友とその子を仲間とともに守ることを心に誓う。しかし四妃の一人、燕徳妃が怪しげな動きを見せ…!?
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Posted by ブクログ
李世民の子を懐妊した玲玉。表向きは懐妊を祝われるが、複雑な後宮内の権力争いに、玲玉は巻き込まれていく。武照は子供共々守ろうと奮闘する。玲玉は権力欲もないし、悪意もない娘だから純粋に母親になるのに不安を覚えたり、いい母親になろうと決意したりする。だからこそ、武照や徐恵、慶鈴が嫉妬もせずに守ろうとしたのだろう。だがその願いも届かずに玲玉は毒殺される。真相に辿り着いた武照だが、白石家を殺そうとするのには躊躇いを見せていた。玲玉の祖父を慕う心も毒殺に利用され、わざとらしく泣き続ける白石家に、武照の怒りは頂点に向かう。この巻で、皇后候補の見取り図が出されたが、鄭賢妃は子供を亡くしており、皇后候補にはなれないようだ。白石家も娘を亡くしていた。ただ残忍なだけではなく、子供を亡くして皇帝からの寵愛ももらえない悲哀も描かれた。玲玉の遺体を前にして意識をしっかりと持ち、白石家の殺害を決意した武照は、また一歩、武則天へと近づいて行った。武照はどのように演出するのだろう。
推理ものに!?
帝の寵愛を得るためなら何でもやる世界でついに悲劇が。
怒る武照が探偵のように。しかし証拠を突きつけられない
ということは・・・。
しかしこの時代にみんながアレルギーを知っているというのはなぁ。