大富豪になるという夢のため、死に物狂いで足掻き抜け!
物語は未曾有の大飢饉に襲われているアイルランドから始まります。
裕福な農家で生まれた主人公:アメリアも飢饉の影響で家が没落し、従者のコナーとともに浮浪児同然の暮らしをしていました。
そんなある日、カリフォルニアでゴールドラッシュが起こります。
黄金を掴み、大富豪になるため、海を超えた遥かな旅が今始まる!
この作品で何よりも素晴らしいのはアメリアの明るさです。
どんなにどん底にいようと明るく前向きでいるアメリアの姿勢は物語の清涼剤として機能するだけではなく、読者を勇気づけるモノにもなっております。
そして、作品のタイトルにもある片喰とはそこらへんに生えている小さな植物ではありますが、
その花言葉はまさに飢饉に襲われながらも夢に向かって足掻くアメリアを表しているようで、
知ったときはグッときました!
どん底にいながらも、人の優しさを忘れずに逞しく生き抜くアメリアとコナーの活躍から今後も目が離せません!
感情タグBEST3
個人的に好きすぎる作品です。外国の歴史や政治、文化的な物が好きな人ははまりそうな気がします。ただ私の好きだったNEUNや東独にいたが休載になっているので出版社が変わったこの作品も打ち切りにならないか心配ですが、皆さん読んでみて下さい。個人差あるのでわかりませんが面白いと思います。私の人生NO1は進撃...続きを読むの巨人ですのでそんなにマニアックな思考ではないとおもいます。おススメです。
アイルランドの農家だったが飢饉で全てを失ったアメリアと従者コナー、一攫千金を夢見てアメリカに渡る。そんな1巻です。
アメリアが健気で、泣けます。
アイルランドの人口が2割から3割減ってしまったという凄惨なジャガイモ飢饉と飢饉から逃れるためのアメリカ移民を描いた第一巻目。大作の予感をさせるおおぶりなストーリー展開とドラマチックな絵柄が大変によくマッチした作品である。次巻以降がとても楽しみである。
主人公がポジティブ過ぎていまいち共感できませんでした。ポジティブとか意志が強いという域を通り越して、頭がおかしい人のように思えます。深刻な状況下でギャグを多用する軽い展開にも違和感を覚えます。
本編は史実からの凄惨な内容も含まれるのであまり好きにはなれなかった。巻末のおまけがアイルランドの苦難についての勉強になります。
タイトルなんで片喰なんだろうからの書店員さんのおすすめに花言葉がふれてあったから記しときます。
カタバミの花言葉「喜び」「輝く心」 葉にシュウ酸が含まれるので金属を磨けるん...続きを読むですよね十円玉ピカピカになります。
飢饉のアイルランドから逃げ出し一獲千金を夢見る少女アメリアと従僕のコナー。
ちょっとノリが独特というかラノベっぽいけど…
ダラが船の中で本名も呼んでもらえないまま死んでいくの可哀想だったな。