【感想・ネタバレ】片喰と黄金(7)のレビュー

あらすじ

1849年。一攫千金を目指し、飢饉にあえぐアイルランドからゴールドラッシュに沸くカリフォルニアへ向かうアメリアとコナーの貧乏主従。セントルイスにてイザヤのパトロンであるラルフの家に滞在することに。
順調に旅の支度を進めていたが、ラルフがコレラに倒れる。友の危機を前にイザヤの目はなお冷たく、謎めいた美貌の下から、旧い傷跡が覗く――。

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大富豪になるという夢のため、死に物狂いで足掻き抜け!

物語は未曾有の大飢饉に襲われているアイルランドから始まります。
裕福な農家で生まれた主人公:アメリアも飢饉の影響で家が没落し、従者のコナーとともに浮浪児同然の暮らしをしていました。
そんなある日、カリフォルニアでゴールドラッシュが起こります。
黄金を掴み、大富豪になるため、海を超えた遥かな旅が今始まる!

この作品で何よりも素晴らしいのはアメリアの明るさです。
どんなにどん底にいようと明るく前向きでいるアメリアの姿勢は物語の清涼剤として機能するだけではなく、読者を勇気づけるモノにもなっております。

そして、作品のタイトルにもある片喰とはそこらへんに生えている小さな植物ではありますが、
その花言葉はまさに飢饉に襲われながらも夢に向かって足掻くアメリアを表しているようで、
知ったときはグッときました!

どん底にいながらも、人の優しさを忘れずに逞しく生き抜くアメリアとコナーの活躍から今後も目が離せません!

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コナー出てきて嬉しい

アメリアとコナーはまだまだ再会出来なさそうだけど、2人とも楽しそうなので良しとしよう。

番外編『会ったことのない母の話を』が良かった。知ってほしい、知ってほしい。どんなに素敵な人だったか。

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2022年05月18日

Posted by ブクログ

発表の場を集英社から講談社に移しての新刊。集英社版の単行本と並べても違和感のないよう配慮された装丁は好感が持てる。
西部への旅もそろそろ本格的にフロンティアな世界に。次巻からは暫く放置されていた一人はぐれてしまったコナーに視点を移して先住民であるインディアンの話になるもよう。アメリアと合流するのはまだ先になりそう。

0
2022年04月23日

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