【感想・ネタバレ】君が獣になる前に(3)のレビュー

あらすじ

史上最悪のテロリストとなった幼なじみを救うため、神崎一は時を遡った。事件の動機をつきとめ、防ぐために奔走するものの、真相を暴く前に、予期せぬ犠牲者が。記憶とは異なる事件が次々と起こる中、ついに神崎にも魔の手が――。嘘に嘘を重ね、罪に罪を重ね、また、テロの日に近づいていく。だから。できることは、一つしかなかった――。

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3巻まで読んでみた

3巻まで読んでみた感想。

ちょっと「テセウスの船」の影響を受けすぎているという気がする。
あと、はやりの「東京卍リベンジャーズ」もあるかも。

謎が謎を呼ぶ展開自体は悪くないけど、細かい所でのツッコミどころが多い。
例えば3巻で琴音が主人公に会いに来る場面。
なぜあの時(または他のタイミングで)二人の隠し事を全て無くすように話し合ったりしなかったのか?

最初の時間軸で「私を止められたのはお兄ぃ…、あなただけだったのに」とまで言われておいて、あの場面でなぜ隠し事をするのか、また琴音の本音を聞きださなかったのかが全く理解できない。

あと、わざとらしく出てくる黒幕、これももう少し別の演出方法があったのではないだろうか?
いかにも的過ぎてちょっと陳腐。
もっとも、真犯人が今私が考えている人物通りだとすればそれも逆に生きてくる気もするが、もし違う人物なら、余計な演出だと思う。

もっとも、そもそもタイムリープ系のストーリーは矛盾が生じやすいのだけど。

全体的に、前作「君が僕らを悪魔と呼んだ頃」と比べ、よりダイナミックな話になっている一方で、細かいところが雑になっている気がする。

この先、さらに予想外の展開を見せた上でラストをきちんとまとめてくるのか、話を広げておいてありきたりなオチで終わるのかが気になる。
なんとか前者で終わって欲しい。

#ドキドキハラハラ #深い #ダーク

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2022年07月29日

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