あらすじ
「最後の勝負をしよう、ブリジット。もしも、僕が勝ったら――」
「負ける気はさらさらありませんわ!」
図書館の出逢いから始まった二人の学院生活も終わりが近付き、
ついにオトレイアナ魔法学院の卒業試験が始まる。
学院生活の集大成を発揮すべく令嬢ブリジットは奮闘するが
予想以上に厳しい試験の最中、公爵令息ユーリの記憶を垣間見て……。
そこで目にしたのは幼き日のブリジットとユーリの姿だった。
「……どうして僕を、嫌ってくれなかったんだ」
過去から現在、そして未来へと祈りは繋がっていく――。
「ユーリ様には、夢はありますか?」
「僕は、ブリジットと一緒にいたい」
自分の気持ちに素直になったユーリが、ブリジットに伝える想いとは!?
悪役令嬢と悪役令息がやがて
恋に落ちていく物語、第4弾。
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
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ユーリの心を救うブリジット
難関の卒業試験に挑む。
自身の契約聖霊と引き離された状態で人間界と精霊界の狭間から出るという試験。
子どもの頃からユーリを虐めてきた3番目の兄クライドは今回の試験の協力者として自身の契約聖霊を貸し出していたが、一方でユーリにはそれを利用して嫌がらせ。
長年の兄からのいじめ、目の前にいながらブリジットを救えなかった無力感に苛まれてきたユーリの心の傷を知るブリジット。
ブリジットの介入でクライドとの和解へ。
酷い虐めをしてきた割にジメジメせずあっさりした性格のクライド、憎めないキャラが意外でした。
オーレリアス家長男の人柄もわかり。
試験後気持ちを確かめ合う2人にきゅんきゅん。婚約へ向け動き出すユーリ。
しかしブリジットのフェニックスを利用したい神殿勢力の怪しい動きが出てきて、トナリさんがブリジットを連れて逃がそうとするところで次巻待ち。
次巻も目が離せません。
やっと
素直じゃない男女の恋って、好きと伝えるまでに3巻と88%も使うのね💦
もう、お互いの気持ちは1巻からダダ漏れでしたけどね!
しかしまぁ、ブリジットだけじゃ無く、ユーリも虐げられた過去があるなんて。。。
この世界の大人は何をやってるんだ!!!
守ってやらんか!!!
辛すぎる過去を持った二人が、「自分は愛されないかも」という恐怖に震えて素直に気持ちを伝えられないでいたんだね。
お互いの存在がお互いの過去を癒したなんて、これはもう結ばれるしかないじゃん⭐️
ホントに長かったよ、ここまで。
それなのにぃぃぃぃぃ!!!
何?
最後の不穏な終わり方!
もう良いじゃん。
二人のイチャラブで大団円で良いじゃん!
これ以上の試練なんて可哀想すぎるわ。
乗り越えて更に絆を深めると解っていても、ヤキモキしちゃうわ。
次こそは結婚して幸せを掴んで、紫色の髪の子供なんて生まれちゃうようなハッピーエンドを読みたいです!
シリーズ作品レビュー
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