【感想・ネタバレ】悪役令嬢と悪役令息が、出逢って恋に落ちたなら６ ～名無しの精霊と契約して追い出された令嬢は、今日も令息と競い合っているようです～【電子ＳＳ特典付き】のレビュー

榛名丼 / さらちよみ

契約の儀のあり方を変えようと画策するオスカーが姿を消し、
令嬢ブリジットは厳戒態勢を強いられていた。
不穏な空気の中、契約精霊が人間界に顕現しない異変が起こり
公爵令息ユーリや仲間たちと共にブリジットは狭間へと向かうが……。
（──さようなら、ユーリ様）
革命派の暗躍、母アーシャの昏睡、契約精霊の召喚制限──。
全てが繋がったとき、ブリジットは自分が生まれた意味を知る。
「観念しろブリジット。約束しただろう、二度と離れないと」
「離れてほしいのに。どうして、傍にいるの。どうして……」
赤と青。出逢った二つの色は、どこまでも美しく寄り添って歩んでいく。
悪役令嬢と悪役令息がやがて
恋に落ちていく物語、感動の大団円（フィナーレ）！

電子版にはさらに特典ＳＳ「ばかになるのは当たり前？」を収録！

※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

[ねここ · ★★★★★]

終わってしまったかぁ

とても素敵な作品でした。
最初はよくある婚約破棄の展開から始まったけど、その裏には色んな葛藤や試練があって。
最後はきちんと努力して掴み取ったハッピーエンドでした⭐️

表紙のイラストも毎回素敵でした。
表紙でカップル感が出ていて、中表紙で照れていた二人が、最終巻では満面の笑みでハグしてるのが、読む前から感涙でした。

最後のパパママしてる二人の幸せそうな顔も良かったです。
大人になったユーリが渋くてメチャクチャカッコいいし！

この作者様にハズレ無し(^^)
オススメです。

＃ハッピー ＃感動する ＃カッコいい

[eao · ★★★★★]

文句なしの大団円

壮大なラストに涙。
悪役と思われたオスカーの背景、人生をかけた仕込みに唸りました。
愛して欲しかった認めてほしかったという心の叫び、本能的な欲求は切ない。
人間によっておかしくなった精霊界を自らを犠牲にして守った精霊王もまた人と精霊の間の存在だったとは。
飄々とした精霊博士トナリさん、只者ではないとは思いましたが、やはり。いい仕事してくれました。
精霊界に引き込まれそうになったブリジットの手を離さなかったユーリもさすがで。
読んだあと気持ちがあたたかくなれる作品でした。

＃ハッピー

[ブクログ · ★★★★★]

アクアク完結おめでとうございます！！！

恋人以上婚約者未満な2人の甘さ具合は前巻に引き続きどんどん甘さを増して、トンデモ発言しながら赤面するユーリにトンデモ行動してるのに無自覚のち照れまくるブリジットに......とドキドキが止まりませんでした!!
さらちよみ先生のカラーピンナップもラブラブで完結感に相応しい清々しい笑顔の2人の差分から始まり、イケおじトナリとミステリアスだけどやっぱりユーリに似てるノエル、想像以上にラブリーなケット・シー、そして四阿のクライマックスシーン...全てが美しくて眼福です(*´˘`*)♡

甘々ドキドキもありつつ、小さな違和感から始まった異変は少しずつ不穏さを増していき、物語の真相はこの世界の人間と精霊が契約するに至った原点まで迫って行き、明かされていく真実に読む手が止まりませんでした...!!
取り替え子はてっきり彼だと思ってましたがまさかあの人だったとは。。。

私は今巻でトナリのことをものすごく見直しました。掴み所がなくて飄々としてて色々あるのかなと思ってましたが、すごくかっこよくて温かくてうるうるしてしまいました( இ﹏இ )
たとえ全ての道が誰かに敷かれたものであったとしても、全ての精霊をこよなく愛するブリジットがフェニックスの契約者であったことは精霊界にとって最大の幸運だったと言えると思います(•ᵕᴗᵕ•)
自分の性質もあったとは思いますが、そんな彼女だからこそトナリはブリジットに人間界を託したのかなぁと感じました。
そして、ずっとほんわかマイペースだったぴーちゃんとブリジットが初めて心を通わせて2人で力を合わせるシーンには感動です⟡.*

ユーリはほんとブリジットが思う以上にブリジットに惚れ込んでますよね(*´艸`)♡
あんなとこまで追いかけてきてくれて絶対離さないマンしてくれたからこそのこのハピエンと卒業式があるのだと思うと感慨深いです。愛ですね。
番外編でも変わらぬ独占欲と嫉妬深さと新婚のような初々しさを見ることができてニヨニヨしちゃいました♡
エイダンくんは両親と2人の精霊達に愛されて2人の良さを負けず嫌いなところも含めてしっかり受け継いだみたいで微笑ましいです(*´艸`)
最後の挿絵、フルカラーで現像して飾っときたいです...!!グッズ化求む!!

本当に素敵すぎる最終巻でweb版よりもかなりパワーアップしたアクアクの世界観をたくさん読むことが出来て嬉しかったです( *´꒳`*)