あらすじ
小学生ぶりに訪れた図書館でアルバイトすることになったヤンキー・石平くん。最新号の新聞を手に入れる熾烈なバトルが勃発したり、閉館ギリギリにやってくる利用者の応対でバタバタしたり、今日も図書館は大変だ!
生徒が親しめ教師が授業に活かせる、そんな理想の図書館にするため、できることは? 話題の「かいけつゾロリ」編を収録した第9巻!
図書館といえば、いつでも誰でも利用できる公共施設の一つ。しかし、大人になるにつれて足を運ばなくなった、という人も多いのではないでしょうか。この作品に登場する石平(いしだいら)少年もまた、その一人です。でも、行かないなんてもったいない! 図書館に並んでいるのはすべて、税金で買った本、なのですから…!
作中で繰り広げられるのは、意外と知らない図書館の日常。司書さんって一体どんな仕事をしているの?破損した本はどうなるの?など、図書館に関するちょっと気になることが、コミカルに、かつほのぼのと描かれています。
さらに、知的好奇心をくすぐられる雑学もたくさん登場。ワニはなぜいつも口を開けているの? 「十七夜」の読み方は? 検索すればすぐに分かりますが、だからこそ、キャラクターたちが自分で本を探して調べていく「学び」の姿勢に、はっとさせられます。
お仕事マンガとしても、学習マンガとしても楽しめるこの作品。普段の読書は電子派…というあなたも、ぜひ一度手に取ってみてください。
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Posted by ブクログ
63~70冊目
新聞の朝刊争奪戦、閉館直前に来る利用者、付録の弁償、ほんの寄贈…と1話完結の話が続いた後、児童書の選書についての話が数話続きます。特に選書についての話は司書さんのやりがいについての話なので、同業者の方にとってはわかる~な部分があるかもしれませんね。
細かいことですが、「こうなることを予想していたのか」っぽい質問に対して「そんなわけないだろ。孔明じゃあるまいし」という返しにちょっと笑った。そういえば「パリピ孔明」もヤンマガ連載。そういうことか!