あらすじ
小学生ぶりに訪れた図書館でアルバイトすることになったヤンキー・石平くん。仕事中に目にした青少年読書感想文全国コンクールのマークについて調べている中出会った謎のVTuber・ぱーんちゃんに誘われるまま、自分の過去と向き合うことに‥‥!
感動の長編シリーズ「読書感想文編」を収録した図書館お仕事漫画、第11巻!
図書館といえば、いつでも誰でも利用できる公共施設の一つ。しかし、大人になるにつれて足を運ばなくなった、という人も多いのではないでしょうか。この作品に登場する石平(いしだいら)少年もまた、その一人です。でも、行かないなんてもったいない! 図書館に並んでいるのはすべて、税金で買った本、なのですから…!
作中で繰り広げられるのは、意外と知らない図書館の日常。司書さんって一体どんな仕事をしているの?破損した本はどうなるの?など、図書館に関するちょっと気になることが、コミカルに、かつほのぼのと描かれています。
さらに、知的好奇心をくすぐられる雑学もたくさん登場。ワニはなぜいつも口を開けているの? 「十七夜」の読み方は? 検索すればすぐに分かりますが、だからこそ、キャラクターたちが自分で本を探して調べていく「学び」の姿勢に、はっとさせられます。
お仕事マンガとしても、学習マンガとしても楽しめるこの作品。普段の読書は電子派…というあなたも、ぜひ一度手に取ってみてください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
読書感想文と課題図書の押し付けがましさ!
子どもの頃のモヤモヤがスッキリした。
キイチは恥ずかしがってもちゃんと行動できて偉いな。素直なのは何ものにも代えがたい才能だと思う。
匿名
話の構成がすごく良い!
新キャラのぱーんちゃんと読書感想文の疑問や謎について深掘りしていくことで石平少年の過去も掘り下げられていくのが面白かったし感動しました
Posted by ブクログ
79~86冊目+描きおろし
「走れメロス」というタイトルの話、なるほど、ひたすら走ってるわ(笑)で、この人が必死で探した本が次のメインの話につながっているという展開、うまい!
そして次の話というのが、石平くんの家庭の事情の話。これが涙なしには読めなかった。素敵なお父さんだったんだなぁと。
しかもこの話はそれだけではなくて、テーマが「読書感想文の書き方」ということから課題図書の現状やコンクールのマークになっている謎の生き物(山羊のパーン)の話など、知識が身につき、しかもつながるというおもしろさもあり。
とどめには読書感想文を書くコツまで紹介されています。
Posted by ブクログ
読書感想文のマークを調べるなかで石平君の過去が明かされる。重い過去と向き合った結果、たどり着いた読書感想文の本当の意味と幼い頃の記憶、そして父親との対話。いい話でした。
匿名
泣いてしまいました
石平少年の生い立ちが分かるの巻でした。つられて泣いてしまいました。ネタバレしたくないので書けませんが、読んでよかったです。1巻を読み返します。
Posted by ブクログ
これまた、この巻もよかったー。
読書感想文と、
まさかの石平くんのルーツ!
親の子への思い…というか願いというか…。
押し付けがましくないからこそ
その時は気付けてなくて、
後になってから
「あぁ、あれってそうだったんだな…」と、
スッと心に落ちる思い。
白井さんが石平くんに話す、
読書感想文の才能(?)についての私見。
すっごいよかったし、
白井さんがなんの気無しに話してる内容が、
石平くんの心のひだに染み込んで涙するの。
素敵な話でした。
Posted by ブクログ
読書感想文。嫌いな夏休みの宿題だったな。
11巻を読むと思い出す。
あらすじを写して最後の方で感想を少し書いたな。とにかく、原稿用紙を字で埋めることで精一杯。
文末が"思いました"ばっかりだったとか、
懐かしいな。
課題図書についているマークの話が面白かった。
全然気にしてなかったけど、確かにあのマークがある。マークの意味なんて考えたこともなかった。
ギリシャ神話の牧羊神パーンという神様で、山羊座の神でもある。ギリシャ神話が元になっているみたいで、「ほかの人の意見を気にせず、本当によいと思ったものをよいと書きなさい」と意味が込められている。これが心に響きました。
今回、石平くんの家庭環境に触れてて、少し暗い気持ちになった。でも読書感想文をきっかけに石平くんは一歩を踏み出さた。頑張ったね、石平くん。