あらすじ
京浜運河から男の遺体が引き上げられた。男は、宗教法人・光心会の青年部部長・青木大輔。これも極楽の道と光心会の遺恨なのか? 駆けつけた鹿取警部補は、現場を去った後、三好組を訪ねた。一方、警視監・田中一郎の特命を受けて、一年あまり身を潜めていた公安の螢橋警部が、再び表の世界へ現われた。二人の覚悟と意地が、怒りの銃弾とともに闇を切り裂く・・・・・・。書き下ろしで描く大人気隠れ公安シリーズ、完結編。
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Posted by ブクログ
隠れ公安シリーズも遂に完結
鹿取、ハマのホタルと役者も揃い楽しめた。
この男くささと拳銃をぶっ放すところなど読みごたえがあり、1人の男のために尽くす心意気のようなものが伝わってきた。
一方、三好組の親分や松本などもよく描かれており好感がもてた。・・・唯一残念なのが、三好の兄貴にあたる黒田は、いつも紙面だけで結局一度も出てこなかったのが残念だった。
また続編を期待したい。
Posted by ブクログ
シリーズ完結編。隠れ公安となった鹿取の捜査。今までと違って盟友三好や児島との連携は少なく、代わりに姿を消したホタルがやっと登場する。宗教が絡んだ難しい内容だが面白く読み終えた。警察上層部にあるいは政界に宗教の力が大きく作用しているとしたら恐ろしい。 個人的には主人公の鹿取よりも三好のファンである。かっこよすぎ。
Posted by ブクログ
隠れ公安シリーズ第4弾。
一年ぶりに復活したホタルに注目。
以前のような香取や要との絡みがないのが、少し物足りないが、これで光心会、極楽の道に関わるシリーズは完結。続編が出ることを祈る。