あらすじ
【あなたの職場はなぜ、たるんでいるのか?】「やる気・根性・ノルマ」で人はもう動かない。本音の見えないリモート時代…「やれる気しかしない」最高のチームをつくるには? 「組織開発のプロ」と「AI企業の経営者」が語る、人の認知メカニズムに最適化された、リーダーのためのまったく新しい思考法!
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Posted by ブクログ
・感想
やる気や根性論だけでは、若い子ほどついていかないし離れていく。どうしたら心理的安全性も高く常に活発で意識高いチームが出来上がるか。そんなチームを導くリーダーになれるか?をまとめた書籍。
とても学びになるいい本でした。
1番刺さったのが下記の事実
変化を求められる時代にはエフィカシーの低い集団にいると
自分はできる という手答えを持った人材ほど弛んだ組織に居心地の悪さを感じ、離れていく。
→変革の力を失って、時代の荒波に淘汰される。
・Todo
★どうすれば内部モデルを変えられるか?
→
①真のやりたいことに基づく
②現場の外側に設定されている
※現行から120%の売上目標ではなく、
努力では到底達成できなそうなこと、一体どうすれば達成するのか全く見当がつかないようなこと
★Have to を洗い出し、真のWant toに気づく、
そのためにHave toを捨てる
※捨てることを先に決断し、捨て方を考える。
★アファメーションのフレーズを考える。
※ゴールへの没入を1発で呼び起こすワード。
自分の説明書ときて好きなものや価値観を相互にオープンにしておき、どんな仕事へ価値観を持つかなどオープンにする
才能、ゴール、wanttoを書く。
ストレングスファインダーの結果を書くのも最適。
★リーダーは
①have toを捨てる
②まず決断、プロセスはあと回し
③パーパスを自分ごとかする
④メンバー全員wanttoを実現
⑤フィードフォワードを意識
Posted by ブクログ
人を動かすのが内的要因にシフトしていく中でリーダーはどうしていくかを示す本。
正しいゴールと共にエフィカシーというゴールの達成能力に対する自己評価の2つが揃っている事が重要視される。
そのゴールも「本当に望んでいること」と「現状の外側に置かれている(現状の延長線上ではない)」ものでないと内面的な変化を及ぼさない。
本当に望んでいることは、得意なこと、夢中なこと、繰り返していることから探すと良いとのこと。
チームがたるんでいる理由は、ほかでもなくリーダーがたるんでいるという言葉を噛みしめながら取り組んでいきたい。
Posted by ブクログ
リーダシップの在り方について、認知科学という新しい視点で書かれた本。根性論とか精神論ではなく、とても興味深かった。
※備忘※
◉「行動」を変えようとするのではなく、「認知=ものの見方、見え方」を変える(ことで、自ずと行動変容が起きる)
◉現状の枠を超えた達成が難しいゴールを設定し、できる気しかしない!というエフィカシーを高めていく
◉Feedforwardの考え方
パーパスをどんな風に実現させていくか、実現した未来はどうなっているかを考える
◉OODAの概念
観察Observe → 真のwant toの発見
方向づけOrient → パーパスの自分ごと化(組織のパーパスと個人のパーパスとの重なる部分を見つける)
決断Decide → 決断が先、プロセスは後
行動Action → 行動変容
◉数字の上積み以外の目標がない組織は、みんな熱量を失っていく。その数字を達成する意味が分からなくなるから。Have toを捨て、Want toに真剣に向き合う。