あらすじ
新テクノロジー、AI、長寿化、コロナ、リモートワーク、副業……
この変わり続ける世界で、私たちはどう生きるか?
日本人の不安に応える「ライフ・シフト」実践編
シリーズ47万部。待望の最新版!
・なぜ、これまでの生き方の常識が変わるのか?
・なぜ、誰もがライフシフターとなるのか?
・なぜ、社会的開拓者が必要となるのか?
・100年時代と向き合って生きるとはどういうことか?
・AI に負けない、人間らしさとは何か?
・大人の学びと子どもの学びは何が違うのか?
・中年期における人生の移行で気をつけることは?
・世代の違いを乗り越えるためのヒントとは?
・コミュニティへの共感を持つためにできることは?
・政府、教育、企業が変わるべき方向とは?
・挑戦する人の背中を押すメッセージ!
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Posted by ブクログ
【要約】
①長寿化とテクノロジー進化がもたらす地殻変動
・人生100年時代の到来:
先進国で生まれる子供の50%以上は100歳まで生きると推計されており、すでに成人している世代も90〜100歳まで生きることが珍しくなくなる
・テクノロジーの急速な進化:
AIやロボット工学の進化により、定型業務や単純作業(レジ係、運転手、工場や事務の作業など)は機械に代替されやすくなる
その一方で、マネジメントやリーダーシップ、創造性、共感といった「人間らしい仕事」の価値が高まり、新たな仕事も生まれていく
②「マルチステージ」への人生リデザイン
従来の「教育・仕事・引退」という一本道の3ステージモデルは、寿命の長期化や急激な変化によって機能しなくなる
これからの100年時代は、年齢にとらわれず、何度も学び直し(リスキリング)を重ね、副業、独立、ボランティアなど多様な活動を組み合わせながら生涯現役であり続けるマルチステージの人生へとシフトする必要がある
③100年時代を生き抜くための3つの行動戦略
この新しい生き方を実現するための鍵として、個人が取るべき3つの行動戦略を提示
(1)物語(ナラティブ)
暦年齢に基づく固定観念(「もう高齢だから何もできない」という決めつけ)を捨て、自分らしいアイデンティティと人生のストーリーを主体的に再編・設計すること
(2)探索
生涯を通じて変化と学習を繰り返すこと
キャリアの転換期には不安が伴うが、日頃から新しい知識やスキルを「学び直す(リスキリング)」習慣を身につけることが、経済的・精神的な生存のために必須となる
(3)関係
家族の絆、世代を超えた友人、地域コミュニティなどの多様な人間関係(人間関係資産)を構築・維持すること
豊かな人間関係は幸福度や健康寿命を大きく向上させ、人生の転換期を支える最大のセーフティネットになる
④人生100年時代のマルチステージを生き抜くための5つの重要スキル
これらのスキルは独立しているのではなく、相互に関連し合っており、年齢を重ねるほど重要性が増していく
(1)変化適応力
テクノロジーの急速な進化に対応し続ける、柔軟性と学習姿勢のこと
1つのスキルや仕事だけで生涯を乗り切る「一社キャリア」の時代は終わり、生涯を通じて学習と変化を重ねる必要がある
10年ごとに大規模なスキル更新(リスキリング)を行うことが経済的生存のために必須となる
大人の学習においては、新しい知識を得るだけでなく、これまでの古い思考や行動を捨てる「学習棄却(アンラーニング)」も大きな比重を占める
(2)ナラティブ構築力
自分の人生の物語(ナラティブ)を意識的に編集し、過去の経験を次のステージに生かす能力
これからは誰もが同じ一本道を歩む時代ではなくなり、自らのアイデンティティを深掘りして、主体的に人生設計やストーリー構築を行うことが求められる
その前提として、「高齢だから何もできない」といった暦年齢に基づく固定観念や偏見を取り払う必要がある
親の世代の価値観は参考にならないため、未来を見据えて自発的に人生の選択肢を再編する力が重要
(3)創造的問題解決力
AIやロボットなどの機械に代替されにくい、人間特有の創造性を発揮するスキル
定型的な業務(同じ作業の繰り返しなど)はAIや機械に代替されやすいが、非定型的な業務である「創造やイノベーション」「複雑な状況を分析・評価して問題を解決する力」「マネジメントやリーダーシップ」といった人間特有の能力は機械に対する優位性を保つ
(4)人間関係構築力
多様な世代や分野の人々と共同するためのコミュニケーション能力
家族や親しい友人などの「強い繋がり」だけでなく、新しい情報やキャリアの機会をもたらしてくれる知人や元同僚などの「弱い繋がり」を意識的に構築・維持する力
世代を超えた交流や地域コミュニティ、ボランティア活動への参加など、多様な人間関係のネットワークを分散して持っておくことが、人生の満足度を高め、幸福な人生の土台となる
(5)健康管理力
長い人生の活力(活力資産)を維持するための自己投資能力
健康を単に「病気がない状態」と捉えるのではなく、問題が起きてから対処する反応的アプローチから、予防と早期介入に重きを置く「予防的アプローチ」へと切り替え、自立して活動できる「健康寿命」を積極的に延ばす力
身体的・精神的・社会的健康は密接に関連しており、目的や意味を持った活動に従事することも、免疫機能の向上や認知機能の維持といった健康維持に寄与する
⑤社会(企業・教育・政府)に求められる「社会的発明」
テクノロジーと長寿化を社会全体の恩恵にするためには、個人の努力だけでなく、社会制度や慣行のアップデート(社会的発明)が不可欠
・企業に求められること:
新卒一括採用や一律の定年制度など、3ステージに縛られた人事制度を改め、多世代の採用や柔軟な働き方、高齢者が能力を発揮できる継続雇用体制を整える必要がある
・教育機関に求められること:
人生の初期に学びを完結させるモデルから、生涯にわたる「学び直し」を支援する仕組みへと移行し、不確実な状況に対処し問題解決する「人間特有のスキル(S(Science)T(Technology)E(Engineering)M(Mathematics)やアートとの融合など)」の育成を重視する必要がある
・政府に求められること:
70年人生を前提とした時代遅れの政策(年金、医療、雇用規制など)を見直すこと
雇用の消失を無理に防ぐのではなく、新たな雇用の創出とリスキリング支援を強化し、予防医療に重点を置いたインフラを整備することが求められる
Posted by ブクログ
ライフシフトは読んだことがあったので続編として楽しみに読んだ。AIなどの新技術により社会の変化が激しかなったことや、長寿化によって人生が以前より長くなったため、仕事や教育も何度も変わることを考慮する必要があると学んだ。学び続ける姿勢や、人間関係を育むこと、将来のため今何をやるか考えて、焦らず着実に行動することが大切だと学んだ。学んだ内容を活かしてコミュニティへの参加や勉強、仕事を通じたスキル形成など頑張りたい。
Posted by ブクログ
人類は人口が増え、寿命がも延びている。そして人生100年時代と言われる時代に進んでいる。
しかしながら、この時代に向かうにつれて意識しなくてはならないことがある。「技術的発明(テクノロジーの発展)」と「社会的発明(社会環境整備)」である。特に技術的発明と社会的発明の乖離が大きくなっている時代になってきている。
社会的発明の発展が必要な中で、人生100年時代に向けて私たちは何を準備しなければならないのだろうか。私の率直な感想は、自分のあり方を考えることと、生涯学習の必要性である。これまでの人生の歩み方(3ステージ)は大きく変わる中で、将来の自分をデザインすることができなければ、人生100年時代を全うしたと言える人生にはならないであろう。そして誰もが学習できる環境を創ることが必要だ。生涯学習を通じ、コミュニティを創っていくことで充実することもできるであろう。
寿命が延びることで喜ぶのではなく、未来を考えていく必要性を改めることのできる本である。
Posted by ブクログ
印象に残ったのは以下。
第4章 探索
短い時間でも様々な活動をして、何にどのくらい喜びを感じるかを知る。
学習共同体の存在が大切。
第5章 関係
キャリア+ジョブやキャリア+ケアラーではなく、キャリア+キャリアの関係を築く為に、パートナーと相互依存関係を育む必要がある。
キャリアのみならず100年時代をどう充実して過ごせるかについて考えさせられた。個人的にはコミュニティへの参加、パートナーとの関係構築が今後の課題。