湯之上隆のレビュー一覧

  • 半導体有事

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    過剰にセンセーショナルなタイトルと書きぶりな感じがしないでもなかったが、要所要所では初めて知る話も多く勉強になった。
    日本は長所(装置と材料)を伸ばしていけという筆者の主張には完全に同意する。
    これからも業界の動向を注視していきたい。

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    2023年04月29日
  • 日本型モノづくりの敗北 零戦・半導体・テレビ

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    エルピーダの話は、いくつかの合併を経験した僕の勤める会社にもあてはまる。異文化の融合って簡単じゃないものだ。日本企業はかつては自分たちも模写を通して成長してきたのに、今や模写される側。自身の強みを理解して、積極的に国際展開しないとダメですね。うちにこもっている場合じゃない。

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    2014年05月02日
  • 日本型モノづくりの敗北 零戦・半導体・テレビ

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    ネタバレ

    冒頭に著者の経歴が披露されている。京都大学大学院を卒業後、日立製作所で半導体の開発に従事し、その後日本の半導体産業の崩壊により、日立を希望退職した。
    本来の自分の能力からしてこんなハズではなかった。自分は優秀だが、半導体に関わる経営者・政府がバカだから、こんな結果になってしまったという出だしに、違和感を感じるが、その後の話の展開はそれなりに面白い。
    サブタイトルには「ゼロ戦・半導体・テレビ」となっているが、殆ど著者の体験に基づく半導体の話が中心である。

    日本の半導体企業は高性能大型コンピュータで養われた高品質のモノづくりに、こだわり過ぎて、安価に作る事を忘れた。
    サムソンは高品質を追究するの

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    2013年12月26日
  • 日本型モノづくりの敗北 零戦・半導体・テレビ

    Posted by ブクログ

    日経の書評で見て。半導体のプロだけあって、その解説は面白い。が、他の部分は『イノベーションのジレンマ』をはじめとする他の本の受け売りが多い。サマリーとして何冊分もの知見が一冊で読めるのはいいが、それぞれの本に良さがあり、オリジナルを読んだ方がいいような。入門としてはいいかな。

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    2013年12月01日