半導体有事

半導体有事

1,001円 (税込)

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経済安全保障の最前線!
アメリカが中国に突きつけた異次元の半導体規制。このままだと中国の半導体工場はやがて稼働できなくなる。追い詰められた中国が狙うのは、世界のトップ企業、台湾のTSMC――。世界中が半導体製造能力をめぐる競争に駆り立てられているなか、日本は再び失敗を繰り返すのか? 新会社ラピダスのいう、「2027年までに2ナノの最先端半導体をつくる」なんてできっこない!

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半導体有事 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月17日

    米中間そして日韓の開発競争、というよりも足の引っ張り合いが、世界の進歩のためには百害あって一利なしと著者は強く警鐘をらならす。2021年の半導体関連素材の韓国への輸出規制は、ブーメランのように帰ってきて、日本の関係産業を衰退させている様が描写されている。

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    Posted by ブクログ 2023年11月19日

    産業のコメと評される半導体。
    かつて世界を席巻していた日本の半導体産業も今は昔と思っていた。
    ところが日本には世界的に高いシェアを持つ製造装置や材料があると知り望みを感じるとともに、半導体は完全に世界的な分業なのだなと。
    本書ではそもそも半導体とは何か、微細化の効果と技術、製造過程やシェアについて分...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月16日

    凄い勉強になります。
     サプライチェーンが世界中に広がっていて、一国だけではもはや最先端の半導体は作れないこと。
     工場を作るからってすぐに最先端の半導体が出来ないこと。
    などなど知識が広がりました。

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    Posted by ブクログ 2023年08月08日

    なかなか刺激的な内容だ。自分が開発している材料の一部も半導体産業で代替の効かない部材に使われている。仮に我が社に不幸な出来事が起こって材料を提供できなくなると、TSMCのWO-WLPプロセスが止まってiPhoneのプロセッサが製造できなくなる。TSMCからは間接的に『どうやったらその狭い規格を満足す...続きを読む

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    購入済み

    2023年07月18日

    2022年に設立された日本の新しい半導体メーカRapidusは、2020年代後半にプロセスルール2nmの半導体の開発・量産を行うとアナウンスされているが、この目標がどれほど大それていて無茶であるか、順を追って説明してくれている。日本の半導体産業がまた失敗を繰り返すであろうことが予測され、残念な現実を...続きを読む

    #切ない #タメになる

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    Posted by ブクログ 2023年06月14日

    半導体3部作②半導体に人生を捧げてきたプロ 日本の凋落期経験からネガティブ
    2023年TSMC熊本工場新設も2025年Rapidus工場新設にも悲観的
    一度落後した半導体メーカーも国も再起は出来ない
    →本当にそうか? 
     「2n」折角の機会、タイミングに挑戦する価値はある
    そもそも1996年日米半導...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月06日

    熊本へのTSMCの工場進出と北海道千歳のラピダスの立ち上げによって、日本の半導体はかつて世界を席巻した輝きを取り戻せると思っていた。しかしこの本を読む限りそんなことはとてもあり得ず、とんでもない楽観的妄想に過ぎないことを思い知らされる。そして強いと思っている半導体の製造装置や材料分野もシェアや伸び率...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月02日

    半導体のサプライチェーンのチャート、関連企業のランキングやその推移などのデータが豊富で全体を把握しながら読み進められてよかった。

    筆者のスタンスは明確なので、ーー日本の政策は経産省が前面に出てきている時点で失敗する、ラピダスの戦略は前提に疑義あり、半導体産業のグローバル化は必然であるーー
    それを前...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月02日

    アメリカの中国への半導体規制に始まり、ロシアとウクライナの戦争による半導体製造への影響。
    日本の半導体政策への戒め。
    TMSCのファウンドリとしての圧倒的な強さに、ファブレスの台当があったこと。また成功の裏にASMLの露光装置のEUVの存在があるとのこと。
    半導体について内部構造や製造のプロセスなど...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月29日

    過剰にセンセーショナルなタイトルと書きぶりな感じがしないでもなかったが、要所要所では初めて知る話も多く勉強になった。
    日本は長所(装置と材料)を伸ばしていけという筆者の主張には完全に同意する。
    これからも業界の動向を注視していきたい。

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