増田直紀のレビュー一覧
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ソフトウェアテストでは、全体を考えることが非常に重要で、全体を表現するために、マインドマップやNGTが使われているのですが、自分が描いている絵は、どちらかというと、南方熊楠曼荼羅に近いものです。
言葉で書くと、断片を書いて、それらを小さなまとまりにしてクラスター化し、最後に遠くの断片同士を線で繋ぐ方法です。つまり、ツリーではなく、ネットワークなのです(NGTは実は、ツリーではなくネットワークであることを最近知りました)。
それで、この方法をもっと一般化して、使いやすいものにしたいなぁと常々思っていました。
それには、まずネットワークそのものの構造や、仕組み、性質を知る必要があるだろ -
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ネタバレ最近、「複雑ネットワーク」に非常に興味があり、
まずは入門編からチャレンジというわけで、本書を手に取った。
著者の増田先生は色々な文献も著されており、次に読む予定の
ものも増田先生のものだ。
さて、内容だが、基本的な概念や歴史から複雑ネットワークの事例、
スケールフリーネットワーク、SIR、SISモデル、BAモデルなどの
各種用語などを知ることができて、とてもよかった。
内容も平易であり、入門編としてとてもよいレベルだったと思う。
これから、ますます深みにはまりたい。
目次
第1章 ネットワークのはじまり―グラフ理論の誕生
第2章 ネットワークの格子模様―碁盤目とその仲間
第3章 ネット -
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ネタバレ[ 内容 ]
人は出会い、つながる。
会社や友人関係、地域社会も、個人と個人が結びつきネットワークを作ることで成り立っている。
それでは私たちはどのように他人とつながっているだろうか。
私たちのネットワークの上では何が起こっているだろうか。
本書は、スモールワールドやスケールフリーといった最新のネットワーク科学を、毎日の生活に活かそうと提言する。
[ 目次 ]
第1章 人のネットワーク
第2章 世の中はスモールワールド
第3章 6次の隔たりを使う
第4章 クラスターを使う
第5章 世の中はスケールフリー
第6章 スケールフリーを使う
第7章 ネットワークの中心
第8章 ネットワークと教育
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
複雑に見える身の回りの現象も「複雑ネットワーク」の考え方を応用すれば単純な関係に置き換えることができる。
伝染病やコンピューター・ウイルスの感染経路、ニューロンやタンパク質の情報伝達の方法。
会社や社会の中の人間関係に「意外な法則」が見えてくる。
[ 目次 ]
第1章 ネットワークのはじまり―グラフ理論の誕生
第2章 ネットワークの格子模様―碁盤目とその仲間
第3章 ネットワークの距離―ベーコン数とエルデシュ数
第4章 世界はせまい!?―スモールワールド
第5章 世界は不平等!?―スケールフリー
第6章 伝染病から身を守る―感染経路と予防接種
第7章 通信ネットワーク―インター -
Posted by ブクログ
スモールワールドとスケールフリー等、最近の複雑系ネットワークを解り易く解説。6次の隔たりとクラスターを併せ持つ、スモールワールドに属する私達が、弱い紐帯(=異なる環境、異なる価値観の間柄)や構造的空隙(くうげき)(=コミュニティの隙間
)を活かす為の「信頼の解き放ち理論」を解説する一方、パレートの法則ロングテール、80:20)に基づくスケールフリーネットワークが存在し、ネットワークが生成していくことを示す。
その中でのハブの役割(=ハブになる要素、?能力?先住?運)やコストに関して描く。更に、中心は多様(=?近接中心性、?次数中心性、?媒介中心性)であることを示す。クラスターを再構築することは