「複雑ネットワーク」とは何か 複雑な関係を読み解く新しいアプローチ

「複雑ネットワーク」とは何か 複雑な関係を読み解く新しいアプローチ

ビジネス・実用
990円 (税込)

4pt

「友だちの元カレは私の元カレだった!」たった6人をたどるだけで世界中の誰にでも行き着けるスモールワールド。「複雑ネットワーク」は21世紀最大のキーワード。複雑に見える身の回りの現象も「複雑ネットワーク」の考え方を応用すれば単純な関係に置き換えることができる。伝染病やコンピューター・ウイルスの感染経路、ニューロンやタンパク質の情報伝達の方法、会社や社会の中の人間関係に「意外な法則」が見えてくる。(ブルーバックス・2006年2月刊)

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「複雑ネットワーク」とは何か 複雑な関係を読み解く新しいアプローチ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ネットワークやインターネット、SNSとしてのtwiter,mixi,facebookを卒論として考える時に避けては通れない基本書である。引用文献とはならないが、具体的なテーマを論理だって考えるための助けになるので、研究テーマを決めるまえにぜひ読むべき本である。

    0
    2012年02月25日

    Posted by ブクログ

    ネットワークについての研究は、単純化されすぎたモデルが現実に即さない場合が多々あるが、複雑ネットワークの挙動はより現実のものに近い。ワッツとストロガッツによるスモールワールド、バラバシによるスケールフリーネットワークの説明とその応用についてよくまとまっている。ネットワークの経路数/ノード数を「距離」という。スモールワールドネットワークはショートカットを入れることでこの距離が大幅に短くなっている。ノードあたりの経路数(枝の数)がべき乗則にそったものがスケールフリーネットワーク。これはWEBなどのように富める者はますます富む形になる(有名なサイトはより多くのリンクが張られる)。このモデルは感染症対策などにも用いられる。一様に予防接種を行なうよりも、リンクの多い人(ハブ)に対して治療を施すほうが効果的。ネットワークの理論では、ノード間を結ぶリンク一本=距離1ということになっているが、生物学などでは物理的な距離や順路も関係してくる。これらへの応用はまだこれから。

    0
    2011年08月07日

    Posted by ブクログ

    前半の「複雑ネットワークとは何か」についての学問的なパートは理解しやすく平易に書かれていた。東大の後期入試の伝説の問題(グラフ理論)が出題されたのが95年くらいだった記憶だが、このあたりの研究とつながっていたことをなんとなく理解して興奮した。
    後半の具体事例への応用は、脳神経などの専門知識が突如嵐のように降ってきて、少し読みにくかった。
    ネットワーク理論についての概略は掴めた気がしているので、私のような文系初学者の知的好奇心を満たすにはちょうどいい本だと思う。

    0
    2026年08月11日

    Posted by ブクログ

    複雑ネットワーク初学者にとって入りやすい一冊だった。数式に関しては細かく載っていないが、基礎的な内容を広く浅く学ぶことができた。

    0
    2025年02月07日

    Posted by ブクログ

    ネットワークの複雑さの評価や定義の話がメイン。グラフ理論から始まって、フリースケール性・スモールワールド性などといった今でしらなかった情報がゲットできてよかった。脳科学の話で特に視野のニューラルネットワークが、「側抑制」という具体例で示してくれて、イメージがつかめた。社会科学的にもコミュニティーの形成など、ホモフィリーなどの単純なルールで現実に類似したネットワークが形成できることが具体的に示してくれてわかりやすい。

    0
    2013年11月16日

    Posted by ブクログ

    ソフトウェアテストでは、全体を考えることが非常に重要で、全体を表現するために、マインドマップやNGTが使われているのですが、自分が描いている絵は、どちらかというと、南方熊楠曼荼羅に近いものです。

    言葉で書くと、断片を書いて、それらを小さなまとまりにしてクラスター化し、最後に遠くの断片同士を線で繋ぐ方法です。つまり、ツリーではなく、ネットワークなのです(NGTは実は、ツリーではなくネットワークであることを最近知りました)。

    それで、この方法をもっと一般化して、使いやすいものにしたいなぁと常々思っていました。

    それには、まずネットワークそのものの構造や、仕組み、性質を知る必要があるだろうということで、この本を読みました。

    ★★★

    ブルーバックスだけあって、高校生でも十分理解できるように書いてありました。

    グラフ理論の入り口の話(一筆書きとか)から始まり、次に、正方格子やカゴメ格子と、木構造、そしてネットワークとの性質の違いが明らかにされます。

    ネットワークを理解するためには、

     ・ノード間の平均距離(小・大)
       例) 世界の全ての人に6人でたどり着ける(平均距離:小)

     ・クラスター性(大・小・なし)
       例) 人々は小さなグループを形成する(クラスター性:大)

     ・平均次数(小・大)
       例) 各人の知り合いは数十人と少ない(平均次数:小)

     ・次数のばらつき(べき則、指数則、スケールフリー、任意、なし)
       例) 知り合いの多い人の数は、べき則に則っている(ばらつき:べき則)

     ※ 次数とは一つのノードから伸びている枝の数のことです。

    を理解する必要があります。ネットワークは括弧内の1番目の性質(つまり例に挙げたとおり)なのですが、例えば、正方格子は、{大、大、小、なし}ですし、木構造は、{小、なし、小、なし}です。

    最後に、ネットワークの例として、感染症の拡大の話や、コンピュータウィルスの話し、ミクシィの話、脳のニューラル・ネットワークの話などが載っていました。

    ★★★

    ということで、すぐに使えるというわけではありませんが、戦わなければならない敵の姿がだいぶ明らかになってきたという感じがしました。

    次数が特に高くなるハブに着目して対策を取らないとならないことなども感覚的には分かっていましたが、理論的に明確になりましたし、ネットワーク構造そのものを木構造で近似するのならクラスター性を表現できるようにしてやればよいのかといったこととか。。。

    今度は、もう少し専門的な本を読んでみようかなと思いました。

    0
    2012年05月01日

    Posted by ブクログ

    予想以上に数式が無く,理系にとっては辛いかも。入門書であり,ネットワークがあらゆる学問であることを理解できた。

    0
    2012年03月24日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    複雑に見える身の回りの現象も「複雑ネットワーク」の考え方を応用すれば単純な関係に置き換えることができる。
    伝染病やコンピューター・ウイルスの感染経路、ニューロンやタンパク質の情報伝達の方法。
    会社や社会の中の人間関係に「意外な法則」が見えてくる。

    [ 目次 ]
    第1章 ネットワークのはじまり―グラフ理論の誕生
    第2章 ネットワークの格子模様―碁盤目とその仲間
    第3章 ネットワークの距離―ベーコン数とエルデシュ数
    第4章 世界はせまい!?―スモールワールド
    第5章 世界は不平等!?―スケールフリー
    第6章 伝染病から身を守る―感染経路と予防接種
    第7章 通信ネットワーク―インターネットと携帯電話
    第8章 生命を支える―ニューロンとタンパク質
    第9章 ビジネスを生き抜く―黒幕とエリートの社会

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
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    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

    0
    2010年05月22日

    Posted by ブクログ

    複雑ネットワークは言葉しか知らなかったので、大体どういうものかを知るために読んだ。その意味では分かりやすかった。6章以下は個別の応用事例なので、興味あるところだけ読んでもいいかも。

    0
    2011年05月31日

    Posted by ブクログ

    自己の身の回りにクラスターは思ったよりあると感じた。しかもクラスター同士が繋がっていない。めくるめく格子模様。

    0
    2009年10月04日

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