老松克博のレビュー一覧

  • 空気を読む人 読まない人 人格系と発達系のはなし

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    ■相手に気を使い、心の中であれこれ葛藤を抱えているのに、それを顔に出さないように気を付けながら毎日を過ごしている。こういう傾向の人は多数派を占めている、いわゆる「普通の人」でこのような人たちを(著者は)「人格系」と呼ぶ。
     反対に将来や過去にあまり興味がなく、今現在のことに心を奪われやすく、目の前のことに熱中すると、つい周りが見えなくなってしまう人。目の前に現れる新しいことに衝動的に飛びついてしまい、それまでやっていたことを放り出して、やっていたことさえ忘れてしまうことがある人。熱中し過ぎて、ほどほどでとどめられず、気が付くと周囲から浮いてしまう。このような人たちを「発達系」と呼ぶ。
    ■人の性

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    2022年07月27日
  • 空気を読む人 読まない人 人格系と発達系のはなし

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    人はみな、空気を読む人格系と、空気を読まない発達系のブレンドでできているという。さらに、自分の中には「もう一人のわたし」がいて、誰かと対立しているときには、相手の中に「もう一人のわたし」を投影しているので、自分が「もう一人のわたし」と対話して認めることができれば、自分以外の人との対人関係はうまくいくという。人の心って面白い。

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    2022年12月28日
  • 空気を読む人 読まない人 人格系と発達系のはなし

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    文章が分かりやすくて読みやすい。
    僕は自分が人格者の割合が多いと思っている。
    発達系の人が羨ましい。でも嫌いなとこもある。

    僕の中に潜んでいる発達系の部分をもっと前に押し出してあげたい。

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    2022年05月17日
  • 空気を読む人 読まない人 人格系と発達系のはなし

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    「生きづらさを解消するための本」としての冒頭での紹介。従来の切り口とは違っていて、新鮮かつ明瞭で、興味を持って読めた。後半の「もうひとりの私」について、腹落ちのために再読が必要かなと。

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    2021年10月24日
  • 哲学の木

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    樹木絵画は内面世界の象徴として豊富な臨床事例から描画例を紹介しつつ深層心理を考察。カバラ生命の木、シャーマンがチャネルする世界の樹、ユグドラシルを結びつけるユングの数ある錬金術研究のひとつ。

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    2011年11月11日
  • 空気を読む人 読まない人 人格系と発達系のはなし

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    ネタバレ

    空気が読めるから同調圧力に苦しむ人格系。
    自由で正直だから人を怒らせやすい発達系。
    どちらのタイプも心のなかでは、両方の傾向がせめぎあっている。
    心のしくみを知ることで、生きづらさから解放される。

    わたしはもろ人格系ですね。人格系すぎるがゆえに、生きづらさを感じやすいのかもしれません。
    中盤くらいまでは、分かりやすくて読みやすいのに終盤一気に分かりにくくなったのが残念。アクティヴ・イマジネーションの説明自分にはよく分からず。この説明でスッとできる人おるんか?むずすぎ。


    以下付箋貼ったとこ。

    人格系の人は、自分の意見を表明することはあまりありません。むしろ、意見などないと涼しい顔をしてい

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    2025年05月04日
  • 空気を読む人 読まない人 人格系と発達系のはなし

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    生活上や金科玉条 世の中の諍いを観察していると 表向きの説明と実態がかけ離れていたり 大きな声では言えない暗黙の了解です その裾野は大変広く 南方熊楠くず 状況に応じて千変万化せんぺんばんか となると「寄らば大樹の陰」路線しかありません 殆ど生殺与奪の権を握られていると感じています 仮面の下には憤懣やる方ない素顔があります 同病相憐れみ 多数派の人格系が少数派の発達系をスケープゴートにするのが最もよく見られるケースです 激しい羨望や切ない希求 不自由な幸福のほうが自由な不幸よりまし。人格系は兎に角安全第一なのです。 ロールシャッハテストは、投影という働きが錯覚に現れ出るのを応用した心理テストで

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    2022年01月25日
  • 空気を読む人 読まない人 人格系と発達系のはなし

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    優しい語り口ながら、骨太な内容であった。わたしにはむずかしいと感じたが、世の中は「繊細な人VS天真爛漫な人」という簡単な構図ではないということ、自分ともう1人の自分がいること、これがわかっただけでもためになったと思う。

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    2021年11月03日
  • 人格系と発達系 〈対話〉の深層心理学

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    タイトルになっている「人格系」「発達系」というのは、著者の考える人間の二つの性格類型を意味しています。「人格系」は、将来を思い悩んだり過去を悔やんだり、あれこれの葛藤を抱えながら生きるという特徴をもち、その病的なものが「人格障害」と呼ばれます。一方「発達系」は、目の前のことに熱中してほとんど葛藤をおぼえず、衝動的であるという特徴をもち、その病的なものが「発達障害」と呼ばれます。

    さらに著者は、ユング心理学の「アクティヴ・イマジネーション」を積極的に活用し、想像力を駆使することで、一人ひとりがみずからの心のなかの「人格系」の部分と「発達系」の部分との対話を通して「個性化」を実現していくことがで

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    2017年12月23日