後藤和智のレビュー一覧

  • 「ニート」って言うな!

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    2006年に出た本だけど、褪せない良書でした。自身もニートの誤用していたなぁと痛感。よくないね。

    続きはまた後で書く。

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    2013年05月27日
  • 「ニート」って言うな!

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     ニートは「情けない」「甘えている」などの根拠のない精神論が一般大衆の間に罷り通り、膾炙される中、そんな風潮に異議申し立てをしているのがこの本。

     一章では、ニートには、非求職型(仕事に就きたいが、今仕事を探していない)、非希望型(今仕事に就きたいと思わない)など様々な種類があること、各々に様々な背景があって(資格試験準備中、家事手伝い、療養中など)、一概には捉えられないこと、一般の固定観念と異なり、ニートと呼ばれる人の約4分の3が職に対する意欲を持っていることなどが挙げられていまる。

     二章では、ニートを敵視する風潮は、97年の神戸連続児童殺傷事件(酒鬼薔薇事件)により加熱した青少年ネガ

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    2011年06月05日
  • 「ニート」って言うな!

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    もう刊行から12年が経過している。干支一回り。そして現在、確かにニートって言葉は聞かなくなってきた。その点のみをもってしても、本書で示されている内容に、相応の信頼が担保されているというもの。各所でネガティブキャンペーンが張られ、言葉のイメージだけがどんどん独り歩きってパターン、いつもどこかで起こってる。かくいう自分も、そんな流れに抗い切れない部分も少なくない。そんな自省にもかられなかがら、惑わされない目線を培っていく努力を怠らずにいたい。軽い題名に反し、深い内容の書でした。だから受けたのかな。

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    2018年08月09日
  • 「ニート」って言うな!

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    本田由紀さんのパートはまっとう。
    2番目の社会学者のパートは、挑発的な文章を目指したのかいなか、ちょっと引いてしまう。

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    2015年01月16日
  • 「ニート」って言うな!

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    ニートのコアとされる「就業意欲の無い若年層」が増加していないという本田の現状分析には手堅さを感じるし、いたずらに心の問題に矮小化しニートの「鍛えなおし」を強調する論に対する内藤の構造批判にも説得力がある。ただ、先に内藤によりニート問題の心の問題化とその背景について分析がなされているので、最後の後藤による様々なメディアにおける言説批判が少々蛇足と感じられた。
    一方でニートという言葉が「社会的ひきこもり」と混同されている現状への本書の批判は、残念ながら、「社会的ひきこもり」という現象自体を問題として捉え、再教育を促そうとする声には届かないのではないか?昔からいた裕福な家庭の「道楽息子」(内藤)が、

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    2013年12月22日
  • 「ニート」って言うな!

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    「ニート」と一般的に呼ばれる人たちの、社会の中での扱いを批評している。
    メディア等により、「ニート」が単純に「だらしない若者」を指すような風潮になっており、それは現状を錯誤する原因ともなり、施策の方向性をも謝らせてしまう。
    3人の著者により、社会で取り扱われている「ニート」なるものへの統計分析を行い、取るべき施策も提案している。

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    2013年09月12日
  • 「ニート」って言うな!

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    ニートが流行のひとつで消え去るものだろうと書いてあるけれど、今なおこの言葉が存在感を持っているのは何故だろう。

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    2013年01月22日
  • 「ニート」って言うな!

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    今の「ニート」の見方を、痛烈に批判。

    根拠も明確で、自分の見方もけっこう
    操作されてたなーと思った。

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    2012年08月02日
  • 「ニート」って言うな!

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    個人的には読んでてちょっとしんどい 若者が大人に幻滅するために読む本ではないのだけど、読み方によってはそんな作用もあるなあという感じ 一部が秀逸 データで正しい概観をつかめる

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    2012年05月09日
  • 「ニート」って言うな!

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    ニート(日本)
     →15〜34才、未婚、学生じゃない、働いてない、働く意志なし

    1ニートの定義が問題
     →労働問題に置き換えるべき(働きたくても働けない)

    2青少年ネガティブキャンペーン
     →自己同一視、悪循環、
      教育、労働を人間の絶対条件のようにしてる
      不透明な社会へ(相対化)
      
     


        

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    2011年11月20日
  • 「ニート」って言うな!

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    タイトル通りの本。
    もともと英国でできた「ニート」の定義を、日本では拡大解釈し、曲解したあげく現在の「ニート≒ひきこもり」のマイナスイメージができたそうな。
    だから、「(俺は正しい意味ではニートには定義されないから)「ニート」っていうな!」ということらしい。
    ただ定義付け、単語の使い方の誤謬だけに済んでいればいいが、実際はそうではない。
    それによって個人の問題としてとらえがちになってしまったため、雇用情勢の改善が進みにくくなってしまったらしい。これは問題だ。

    ほかの本や雑誌なども読んだうえで思うことは、やはりメディアはもっと注意深くあるべきだということ。これはスポンサーにヘコヘコしろという意

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    2011年10月12日
  • 「ニート」って言うな!

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    『ニート問題の間違い』を本筋として、3人の著者が違ったアプローチで展開しています。
    第1部執筆の本田由紀氏では統計データから、
    第2部執筆の内藤朝雄氏ではマスコミの煽動から、
    第3部執筆の後藤和智氏では新聞、雑誌等のメディアから、
    それぞれ述べています。

    やはり特筆すべきは第1章です。
    ニート問題=個人の心の問題と片付ける風潮を一蹴、つまり『ニート自体は昔から存在しており、近年になって急増した、あるいはニートが突然誕生していない。統計データからは時系列ではニート数はさほど変化していない』点と、『問題はフリーターで、彼らも単純に正職がないからフリーターにならざるを得なかったところが

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    2011年09月07日
  • 「ニート」って言うな!

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    卒業論文の参考。

    「ニート」という言葉の誤認に対する批判、原因を自己責任、教育の責任に終始する記事や著書に対する批判が中心となっている。

    ニートに関する著書や記事の紹介と、それに対する支持的な視点、批判的な視点での評価がされている。

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    2011年04月29日
  • 「ニート」って言うな!

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    [ 内容 ]
    「ニート」とは、働かず、就学もせず、求職行動もとっていない若者を指す言葉で、日本では二〇〇四年頃より使われ始め、その急増が国を揺るがす危機のように叫ばれている。様々な機関が「ニート」の「人間性」を叩き直そうと「支援」の手を差し押べており、多額の予算が動いている。
    このような状況下において、本書では、まず、日本での「ニート問題」の論じられ方に疑問を覚える本田由紀氏が、「ニート」という言葉自体の不適切さを量と質の両面から明らかにする。
    また、『いじめの社会理論』の著者である内藤朝雄氏は、「ニート」が大衆の憎悪と不安の標的とされていることを挙げ、憎悪のメカニズムと、「教育」的指導の持つ

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    2011年04月07日
  • 「ニート」って言うな!

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    学校の授業の課題書で、ちょっと気に入っている本。
    マスメディアに踊らされるな!
    ニートが増えた社会構造をどうにかしろ!
    こんな本です。

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    2010年11月16日
  • 「ニート」って言うな!

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     どうせ安易なニート擁護の本であろうと期待せずに読んだのだが、ちゃんとしたデータに基いた精緻な議論がなされており、読んでよかったと思える内容だった。ニートの増加という「社会現象」を何の疑いも無く信じていた自分が恥ずかしくなった。無気力、怠け者といったイメージのいわゆる「ニート」ととして想起されるような若者は、ニートと定義される人々全体のなかではほんの一部に過ぎず、その数は以前と比べてあまり変化していないという分析には特に納得させられた。実体のない「ニート」という虚像だけが一人歩きして、そのような言説に基いて、政策や社会運動が進められているのは実に愚かしいことだと思う。本書は、ニートについて考え

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    2012年01月10日
  • 「ニート」って言うな!

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    ニートという言葉は、イギリスのNEET(Not in ducatoin、Employment or Trainjng)からうまれた言葉であるが、イギリスと日本における、その言葉の定義を見ていくと、年齢層と失業者で大きな違いがある。具体的には、イギリスでは16〜18歳を対象として失業者を含むが、日本では15〜34歳と範囲は広めだが失業者が含まれないとあり意外であった。

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    2023年01月15日
  • 「ニート」って言うな!

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    本田氏の「教育の職業的意義」、内藤氏の「マスコミ論・社会論」、後藤氏の「ニートをとりまく分析」それぞれベクトルが多少ずれている感があるが、面白く読めた。
    感情的ともいえる内藤氏のマスコミ・メディア批判論調は、それはそれでよいが、ではどうすればよいかについては中途半端にも思える。
    後藤氏は当時、現役の大学生でありながらたくさんの文献を読破し、調査し、そのレポートをされたという印象。主観的な意見はあえてかくすところは大学生らしくない。

    本田氏の担当された内容は、この後に出版された新書「教育の職業的意義」のプロローグともいえる。賛否はあろうが、主張は一貫している。

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    2020年02月24日
  • 「ニート」って言うな!

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    メディアなどが「ニート」という言葉を使い、人々に一定の印象を与えている。そういった言葉でくくられた人たちの実際の状態というのはどのようなものなのか、そしてどのような社会のフォローが必要なのかを考える。

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    2018年10月09日
  • 「ニート」って言うな!

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    ニートの定義は日本に入った時に変わっちゃった。
    ってことをいっしょうけんめいに説明している。
    その国ごとに事情は異なるので、
    ちがうのはあたりまえ!

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    2017年01月24日