トウェインのレビュー一覧

  • ハックルベリー・フィンの冒険(上)
    トム・ソーヤーの冒険よりも文学的に評価されているとと聞いていたが、たしかにこちらの方が面白かった。トム・ソーヤーの方は次から次に「なんでそんなことするの…」というようのいたずらばかりで保護者の方に同情してしまっていたが、こちらではスタートからして閉塞感のある未亡人宅や現代風では「毒親」である父からの...続きを読む
  • ハックルベリー・フィンの冒険(下)
    王様と公爵が起こすめちゃくちゃな詐欺話の後、ハックが広大な綿花農家に忍び込み、トムソーヤと再会するなど、どんどん面白くなり読む速度がどんどん早くなり、下巻は2,3日で読み終わった。
    また、最後の解説がとても分かりやすく勉強になった。
  • ハックルベリー・フィンの冒険(下)
    冒険談は勿論作者の軽妙な文章が楽しくあっという間に読めました。トウェインファーンになったので著者の別の作品も読んでみたいです。
  • トム・ソーヤーの冒険
    ディズニーランドが大好きなのでトムソーヤ島の世界観を学びたくて読書。少年の頃、誰もが夢見る秘密基地での自由な暮らしの物語。きっと小学生あたりでこの本を読んだ少年はどハマりすることだろう。秘密基地は大きな川のほとりにあるため、ディズニーランドではトムソーヤ島だけではなくアメリカ川の景色もトムソーヤの冒...続きを読む
  • ハックルベリー・フィンの冒険(上)
    唯一無二の、きらきらした感じ。

    物語の細部は、実は暴力と非情。ハードボイルドな「みんな悪者」ワールド。なのに、めくるめくピュア。「詩情」という実態の分からないコトバとは、この本の為にあるのかも知れません。

    最強のペアの物語です。DV被害少年・ハックと、逃亡黒人奴隷・ジム。
    ふたりの筏の旅は、ミシ...続きを読む
  • ハックルベリー・フィンの冒険(下)
    唯一無二の、きらきらした感じ。

    物語の細部は、実は暴力と非情。ハードボイルドな「みんな悪者」ワールド。なのに、めくるめくピュア。「詩情」という実態の分からないコトバとは、この本の為にあるのかも知れません。

    最強のペアの物語です。DV被害少年・ハックと、逃亡黒人奴隷・ジム。
    ふたりの筏の旅は、ミシ...続きを読む
  • ハックルベリー・フィンの冒険(下)
    下巻。久しぶりに小説で熱くなった。ヘミングウェイをしてアメリカ文学の始原だと言わしめた、その余韻は強い。アメリカ的なものとは何であろうかと考えてしまうが、私自身が表現しえない、知りえないアメリカ的なものがここに原点を置いているということ。

    トムソーヤーの前にこちらを読んでしまったので、前作でのハッ...続きを読む
  • ハックルベリー・フィンの冒険(下)
    ずっと前から読みたかった。『ハックルベリーフィンの冒険』やっと読み終えました。
    面白い。トムソーヤの冒険も実は読んだことがないのですが
    この本で出てくるトムソーヤよりは、ハックフィンの
    ほうが数倍魅力的な子供で、有名な黒人奴隷ジムを助ける
    ことを決めるシーンは本当に感動します。
    アメリカが色濃く出て...続きを読む
  • トム・ソーヤーの冒険
    初めて読んだ。子供の頃に読んだら、どんな感想を持ったかなあ・・・と思ったけど、名前だけは知っていても通らずにここまで来たんだから、感想も何も・・・もらっても読んでないかもしれないな。言葉が難しく、原文はどんな英語を使っているんだろうと興味がわいた。トム・ソーヤーのはちゃめちゃぶりに大笑いし、繊細な感...続きを読む
  • ハックルベリー・フィンの冒険(下)
    あー面白かった。王様と公爵と別れることができて本当に良かった。もう、ほとほと彼らにはうんざりした。世の中にはこういう大人が少なからずいると思うと、これまたうんざりする。そして、ここでトムが!と興奮し、「つもり」をまじえた大計画に爆笑し、真実を知りつつ行動したトムの心意気にいろんな感情が沸き、涙した。...続きを読む
  • ハックルベリー・フィンの冒険(上)
    面白い!トムソーヤーと比べてハックは理屈っぽくて現実的で、ハックの方が親しみやすいと思った。育ちが悪くて教育を受けていなくても、生きていく知恵は身についていて、これぞまさに冒険だと思った。ハックの見事な発想と計画に感嘆した。
  • トム・ソーヤーの冒険
    アメリカ文学を代表する、マーク・トウェインの名作。
    光文社古典新訳文庫による、最新の翻訳です。
    ミシシッピ川に面した田舎町を舞台に、悪戯の天才トム・ソーヤーと、悪友のハックルベリー・フィン、ジョー・ハーパー、ガールフレンドのベッキー・サッチャーに、口うるさいポリーおばさんらが繰り広げる爆笑物語w
    8...続きを読む
  • トム・ソーヤーの冒険
    基本的に地の文の語り口の圧倒的な面白さで読ませる、さすがの名作。このユーモア、距離感、愛情ある語りは感動的でもある。考えるヒントがそこかしこに。
  • トム・ソーヤーの冒険
    一章ごとが短いのもあって読み進めやすい。ペンキ塗りの話はなんとなく知っていたが、ちゃんと読むのは大人になってからが初めて。

    大人としてよんでしまったせいもあり、ポリーおばさんもベッキーのお母さんも振り回されて気の毒、トムはコロコロと気が変わりすぎ、少年たちが宝物にしているガラクタはちっとも魅力的じ...続きを読む
  • ハックルベリー・フィンの冒険(上)
    誰もが一度は耳にしたことがあるであろう作品、「ハックルベリー・フィンの冒険」。これは同じトウェインの「トム・ソーヤーの冒険」の続きにあたる作品である。
    自分は「トム」は読まずに本作を読んでしまったのだが、「ハック」だけでも十分読むに値する作品である。

    時は19世紀半ば、アメリカ南部ではまだ奴隷制が...続きを読む
  • ハックルベリー・フィンの冒険(上)
    読み始めたきっかけは特別覚えていないけど、読みながらディケンズの「デイヴィッド・コパフィールド」を思い出した。デイヴィッドの方は一人称の語りだったような気がするんだけど、もしかしたら違うかもしれない。こっちはハックの一人語りだけども。今と比べるといつの時代の昔も純粋だったし素直だったように見えるんだ...続きを読む
  • トム・ソーヤーの冒険
    「トム・ソーヤ―の冒険」。マーク・トウェイン。光文社古典新訳文庫。

    読んだつもりで読んでなかった一冊。
    序盤、お話が暢気すぎて?やや乗りきれませんでしたが、トムとハックが殺人を目撃する辺りから面白くなりました。

    ただ、トムって何歳なんだろう?
    7歳~9歳くらいか? いや、9歳~10歳くらい?

    ...続きを読む
  • ハックルベリー・フィンの冒険(上)
    相棒の黒人奴隷とひたすら川を下る中で、ハックの逞しさ、賢さ、鋭さが光る。うん、やっぱこいつかっこいい。
    にしても、まさか最後に「彼」が登場するとは……まさに、「ヒーローは遅れてやって来る」??
  • トム・ソーヤーの冒険
    中盤にかけては何ともゆる〜い感じで、いい歳の自分には合わないかな、などとも思ったが、偶然目撃してしまったある事件を巡る少年たちの冒険、心の葛藤にいつの間にか引き込まれていた。
  • トム・ソーヤーの冒険
    2012.7
    子どもの頃に読んだ話。あの頃ほど夢中になれないだろうなと思って手に取ったけれど、そんなことはなかった。洞窟で迷子になるシーンは、本当に怖かったなぁ。