トウェインのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ一章ごとが短いのもあって読み進めやすい。ペンキ塗りの話はなんとなく知っていたが、ちゃんと読むのは大人になってからが初めて。
大人としてよんでしまったせいもあり、ポリーおばさんもベッキーのお母さんも振り回されて気の毒、トムはコロコロと気が変わりすぎ、少年たちが宝物にしているガラクタはちっとも魅力的じゃない、インディアンへのナチュラルな蔑視…といったところばかりが気になってしまった。
インディアン蔑視を含め当時のアメリカ白人の他人種に対する見方が伺える。解説を読むとトウェインは白人社会に向けた怒りを導入していることに意義があるのではとあり、作者の意図がどうなのかはともかくそれは本書の一つの価値 -
Posted by ブクログ
誰もが一度は耳にしたことがあるであろう作品、「ハックルベリー・フィンの冒険」。これは同じトウェインの「トム・ソーヤーの冒険」の続きにあたる作品である。
自分は「トム」は読まずに本作を読んでしまったのだが、「ハック」だけでも十分読むに値する作品である。
時は19世紀半ば、アメリカ南部ではまだ奴隷制が普通に存在した時代。
主人公のハックルベリー・フィンは、父親の元からの逃避行の途上で、知り合いの黒人奴隷ジムと行動を共にするようになる。
ハックは、ジムを逃がそうとし、北部の奴隷制の無い自由州へ向かおうとする。
その道中の物語が本作の内容である。
今のアメリカで奴隷制を正しいと思っている人はいない -
Posted by ブクログ
読み始めたきっかけは特別覚えていないけど、読みながらディケンズの「デイヴィッド・コパフィールド」を思い出した。デイヴィッドの方は一人称の語りだったような気がするんだけど、もしかしたら違うかもしれない。こっちはハックの一人語りだけども。今と比べるといつの時代の昔も純粋だったし素直だったように見えるんだけど、やっぱりそれはそれでねじれてるしこんがらがっている。そんな時代に必死に明るく生きようとした少年の物語っていう、そういうのが僕は好きなのかもしれない。
時代は1830年ほどらしい。南北戦争前のアメリカ。直接的に間接的に、黒人奴隷の存在が物語の通奏低音になっている。しかしそれを良し悪しいう直接的 -
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「トム・ソーヤ―の冒険」。マーク・トウェイン。光文社古典新訳文庫。
読んだつもりで読んでなかった一冊。
序盤、お話が暢気すぎて?やや乗りきれませんでしたが、トムとハックが殺人を目撃する辺りから面白くなりました。
ただ、トムって何歳なんだろう?
7歳~9歳くらいか? いや、9歳~10歳くらい?
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アメリカ合衆国の、ミズーリ州という田舎を舞台に、少年が大活躍をする物語。
大活躍と言っても、幻摩と大戦したりリングに賭けたり新型モビルスーツに乗りこんだりする訳ではなくて。
塀にペンキを塗ったり、女子とおしゃべりしたり、プチ家出して川で泳いだりするレベルです。
本が出版されたのは1878年。 -
Posted by ブクログ
続きましては〜
アメリカ文学の金字塔、マーク・トゥエインの『ハックルベリー・フィンの冒険』ですよ!
飲んだくれの暴力親父から逃げ出したハックと逃亡の黒人奴隷ジムの二人が筏に乗ってミシシッピ川を下る物語
小さい頃読んでたはずなんだけどな〜
全く覚えてないや
そもそもハックの独白形式で書かれてたんやね
ちょっとびっくり
うん、そうやね〜
トゥエイン自身がどこまで意図してこの物語を書いたんだろうな?って思いました
そのへんは下巻の解説が楽しみ
普段はわい様に解説などいらんのじゃボケ〜とか強かっておりますが、今回は早くも解説プリーズ状態です
もちろん人種差別のこと、子どもは親の所有物なのかと