杉原保史のレビュー一覧

  • プロカウンセラーの共感の技術

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    「共感」
    世間一般で言われているものと違った。
    真剣に相手に向き合って携わるから
    言葉にされないものを聞き取って通訳することができる。
    言葉の整理、表現力を言葉にアウトプットをしていくので、ある意味才能でもあるなと思った

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    2025年09月11日
  • プロカウンセラーの面接の技術

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    ・人は何かを見ようと意気込んでみるとき、見たいものしか見ない。

    ・オープン、クローズクエスチョンは、形式ではなく働きで区別する。
    つまり、それまでの対話の流れを元にして相手の自由な反応を促進しているか、逆に、自由度を狭めて話題をよりフォーカスしているかだ。

    ・相手が言うことによって前に進める言葉は繰り返し言ってもらう。

    ・面接者から見て「どうでもいい話」と思えるような場合でも、すぐにそう決めつけず、じっくり聞いてみると、そこから意味深い展望がひらけることがある。

    ・客観で話す人を、うまい具合に主観で話してもらう。

    ・直接「なぜ?」と聞くのではなく、他者から客観的に見た様子を答えてもら

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    2025年07月07日
  • プロカウンセラーの共感の技術

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    まさか共感に関する本でメメントモリが出て来るとは。
    大好きな言葉です。
    自分にとって共感というものを学ぶ以上の様々な大切なことに気付かせてくれる本です。
    きっと今後、何度も読み返すと思います。

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    2025年04月29日
  • 心理支援における社会正義アプローチ不公正の維持装置とならないために

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    ちょうど関心のあるテーマだったこともあって、興味深く読むことができた。序盤の図を見れば、もはやカウンセリングは、面接室内のやり取りだけでどうにかなるものでもないときがあるということがよくわかる。臨床家は、目の前の来談者の困り事や病理を個人に内在化するのではなく、社会という広い文脈の中で捉える視点を養う必要があるだろう。
    そのための教育や養成プログラムの章は参考になることが多かった。思い返せば、自分が受けた頃の専門家養成カリキュラムでは、生物-心理-社会モデルのうち、生物と社会の側面に関する内容はほぼ扱われておらず、今になってようやく自分で学んでいる最中である。今後、アドボカシーの実践者としての

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    2025年03月21日
  • 心理支援における社会正義アプローチ不公正の維持装置とならないために

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    心理支援領域で社会にアプローチする本書のような物が出版されるのは隔世の感がある。特に我が国の心理臨床の状況ではなおさらである。20世紀の心理療法のパラダイムシフトでは第1勢力として精神分析・力動療法、第2勢力として行動療法と認知行動療法、第3勢力として実存主義的心理学と人間性心理学、第4勢力として多文化カウンセリング、そして2000年代に体系化され第5勢力と呼ばれるようになった社会正義アプローチとのことで、北米では学会の教育や倫理規定にも影響を及ぼすようになっているとのことである。社会正義アプローチはsocial justiceの訳語だが、正義を入れることの編者の葛藤もあったようだが、編者のカ

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    2025年02月11日
  • プロカウンセラーの共感の技術

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    ネタバレ

    ①Information (客観的な情報)
    多くの人が「共感されたい」と思いつつ「絶対共感されたくない」という側面を持っている
    その人にしか分からない、分かり合えない領域がある前提で一体となろうとする営みが「共感」である

    考えるな!感じろ!
    → 一生懸命聴いていても、聴き手の頭の中で何かを「考えて」いて、自分が「感じて」いることに注意を払っていなければ共感と言えない

    →とにかく「自我」を捨てて、相手の表情や姿勢、声色、視線の投げ方をひたすらに感じる

    →話の内容ばかりに気を取られるな、機微の変化も察してFBしてあげると気づきにつながる

    アイコンタクト、話す前の「間」、呼吸で集中力を整える

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    2025年01月26日
  • 心理支援における社会正義アプローチ不公正の維持装置とならないために

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    【目次】

     第Ⅰ部 イントロダクション

    第1章 社会正義カウンセリング概要:その歴史と特徴
    1.心理に政治を持ち込むな?
      :社会責任に応える心理学の歩み
    2.治療同盟における「社会的背景」という死角
    3.第5勢力としての社会正義アプローチの興りと特徴
    4.人権に基づくアプローチと心理支援における人権教育
    5.社会不正義への加担を自己監視する批判心理学という視点
    6.おわりに

    第2章 社会正義アプローチにおけるコンピテンシー
    1.社会正義とは
    2.心理支援者の役割の拡大
    3.社会正義と倫理
    4.国内における社会正義
    5.コア・コンピテンシー
    6.アドボカシー・コンピテンシー
    7.多文化

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    2025年01月10日
  • プロカウンセラーの面接の技術

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    採用面接の話かと思ったけど、1対1の対話で大切なこと、信頼を得るために大切なことなどの全般が記載してあり、とても良かった

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    2024年11月03日
  • SNSカウンセリング・トレーニングブック

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    「SNSカウンセリング」を行う為には、とっても参考になると思います。
    対面のカウンセリングでも、このような本があると良いのですが…

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    2024年08月19日
  • テキストカウンセリング入門 文字のやり取りによる心理支援

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    「話し」と「文字」の違いはあれど、ともに『言葉』であることには変わりはない。それぞれの特徴をとらえながら『カウンセリング』を進めるべきという学びを得られました

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    2024年05月02日
  • 技芸としてのカウンセリング入門

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    入門というタイトルに相応しく導入的な内容だが、実践的な内容も多く非常に参考になった。特に、話を聞く際の声、呼吸、姿勢について言及したり、「聞く」だけでなく「話す」技術についても丁寧に説明されている。

    ひとの複雑さに触れるときは、一般的な解釈ではなく、相手自身が経験してる真実と、それを受け取った際の自分の違和感との擦り合わせを、技術をもとに慎重に行っていくことが必要なのかな?と感じた。

    カウンセリングの限界にも言及した上で、さまざまな形で他者を援助していこうという希望を感じる良本だった。手元に置いておきたい一冊。

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    2024年05月01日
  • プロカウンセラーの共感の技術

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    平易な優しい言葉で書かれていて、文章の感じがとても好きでした。
    共感しすぎてしまう時についての章が、今の自分にとって、とても参考になりました。
    高齢だったり、困難な状況で支援につながる方の書類を毎日見たり、聞いたりしていると、私も人ごとではないので、その人になった気がして、その一番苦しい箇所で共感して、ぐっと固着してしまう、そういう毎日があったのですが、文を読んでいて、少し視点が広がり、呼吸が深く安心する感じがしました。
    また、認知行動療法を自分でやる時の、見方の広がりの参考にもなりました。
    折にふれて、読み返したいです。

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    2023年01月17日
  • マンガで読み解く プロカウンセラーの共感の技術

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    ネタバレ

    共感とは人と人がかかわり合い、互いに影響しあうプロセス
    相手とぴったり同じ気持ちになることでなく、互いのこころの響きあいを感じながら、関わっていくプロセスであり、それを促進していくための注意の向けかたや表現のあり方


    共感が伴わないコミュニケーションが横行している
    共感は人間を強くし、自分自身への共感は自信となる

    あなた自信が自分の気持ちや思いをよく実感し自覚し理解していくことが大事

    不安なこと怖いこと恥ずかしいこと寂しいこと腹が立つことなど、存分に味わい、だからどういきるのか
    試行錯誤しながら自分で答えを見つけるそれが豊かな人生といえるのです

    共感的コミュニケーションをすると決めたの

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    2023年01月10日
  • プロカウンセラーの共感の技術

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    プロのカウンセラーの共感の技術】
    教師や子どもと関わったり人と関わったりするすべての人に必須の本です。
    私が、誰かと話をしていて「残念だな」というか「悔しい」と思うのが、
    しゃべっている時に話を遮られたり、
    「それ違う」と否定されることです。
    あるいは、
    自分の課題に入ってこられて、「つまりそれってこういうことだよね。こうするべきなんじゃない」と頼んでもいないのに解決されようとすること。
    全て「善意」なのかもしれませんが、
    それをされるとカチンとくる。
    絶望的な気分になる。
    それは、自分の話を聞かれていないというか、受け止められていないんだな、というふうに感じて哀しいわけです。
    抜けない釘が心

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    2023年01月06日
  • プロカウンセラーの共感の技術

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    ネタバレ

    関わって感じ表現する
    相手に巻き込まれて感じ表現する
    関わりと観察のバランス
    共感とは自分と相手との協会があいまいになる
    いつか死ぬことわかってるひと共感たかい
    苦しみはわけ会えば半分、喜びはわけ会えば倍になる
    共に喜ぶこと共に楽しむこと、ともにわらうこと
    青年にとって、恐さを共感してくれた上で、その恐さをどう乗り越えていくかを一緒に考えてくれる人が必要なのです。共感は、その作業のための必須の礎石となるものではありますが、その作業に代わるものではありません。

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    2022年08月12日
  • プロカウンセラーの共感の技術

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    どんな悩みであっても、それが語られるとき、そこで求められているのは相手からの共感です。そういう意味では、すべての悩みはどれも同じであると言えます。悩み相談において最も重要なのは共感であると言われるゆえんです。

    現代人は孤独だと言われます。コミニュティが崩壊し、社会はバラバラな個人の寄せ集めになってしまいました。もはや隣人がどんな人物で、何をしているかも知らないし、関心もない、というのが当たり前の社会です。ですから、現代人はみな孤独であり、孤独を癒したいという願望を抱いているはずです。誰かとつながりを感じたいと願っているはずです。

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    2022年06月23日
  • プロカウンセラーの共感の技術

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    他人に共感する技術について書かれたものですが、自分への共感も大事なんだなと気付かされます。他人に対しても自分に対しても、共感は、同じ空間にいることを全身で感じるものということも、大事だということ。とするとコロナ禍という同じ空間にはいない中で、今後はどんなふうな共感ができるのかな、とも思いました。

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    2021年05月24日
  • 技芸としてのカウンセリング入門

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    他のカウンセリング、傾聴本とは違った視点の内容のため、とても参考になります。
    特にクライアントがカウンセラーに反抗的なケースの対応は勉強になりました。
    本の中で著者がアレクサンダーテクニークを紹介していたので、アレクサンダーテクニークのワークショップに参加しましたが、場違いな感じでした。笑

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    2021年01月17日
  • プロカウンセラーの共感の技術

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    ネタバレ

    p46 あなたは共感しようと努力する必要は少しもありません。ただ、いつの間にか共感している自分に気がつくだけです。
    p56 誰かに共感するためには… 観察力、想像力、注意のコントロール力、表現力
    p62 価値判断を留保した態度で、そのままに、ありのままに受けとめる態度が受容であり、そこで感じられることに注意を向けて感じ取ることが共感なのです。
    p108 葛藤の両面をつなぐときに、そして、それと同時に、その一方でといった接続詞を使ってその二つを穏やかな関係でつなぐ。コメント全体を穏やかな声で言う。
    p155 自分の気持ちに注意を向けることをしない習慣を長年にわたって発展させてきた人の場合、単にそ

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    2020年06月05日
  • 技芸としてのカウンセリング入門

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    ネタバレ

    p30 面接の今ここでクライエントのありのままの体験を促進する
    p30 その土壌となるのが、信頼感や安心感のある人間関係です。

    p49 クライエントの話の内容だけに注意を向けてはいけません。声や表情、視線、姿勢
    態度、話しぶりなどに注意を向け、そうしたチャンネルを通して伝えられるメッセージを受け取るように聴きます。
    p50 その問題に、その問題のままで、じっくりと身を浸してみること。その問題をありのままに堪能すること。その問題のテイスト、感触、雰囲気をじっくりと味わうこと。
    p57 慰めないことがカウンセリングこ目標なのではなく、その挫折体験を「目覚めさせる体験」にまで高めることがカウンセリ

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    2020年06月05日