サメマチオのレビュー一覧

  • 漫画 いしぶみ 原爆が落ちてくるとき、ぼくらは空を見ていた

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    漫画、しかも”その日の朝”から物語を始め、親と生徒両方の視点から描かれているため、感情移入がしやすく、内容がわかりやすかった。また、生徒たちの考えなどの情報が不足しているおかげで、「自分たちが当時の場面にいたらどうなっていただろう、なにを考えただろう」などと考えさせられた。
    この漫画はゼログランド、原爆被害の中心地にいた生徒たち、しかも彼らの写真を乗っける事により、稀有な記録となっている。ZIPにも出ている齋藤孝先生も全人類の必読書と語っている。
    1969年に放送したドキュメンタリー番組「碑」から戦後80周年がたち、80周年を記念して出される本が少ない中、この漫画が特に若い人たちに読まれること

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    2025年11月17日
  • 魔法少女サン&ムーン~推定62歳~

    購入済み

    素敵な作品

    世界観というか、ノリというか、登場人物が基本大人〜高齢だからか、粛々とした展開が多い。けど、それと魔法少女のキラキラ感とのミスマッチがやけにクセになります。クスリと笑えるし、しっかり沁みる。

    #エモい #深い #感動する

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    2025年09月14日
  • 漫画 いしぶみ 原爆が落ちてくるとき、ぼくらは空を見ていた

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    こんな風に死ぬために生まれたわけじゃないのに、絶対に。
    軍歌なんて歌いながら、最後まで戦争は正しいと、日本が勝つのだと信じて亡くなっていったなんて。子どもたちは何も悪くないのに。
    必死に探して見つけた我が子の黒焦げの、全身火傷でただれた姿を見た、お母さんの気持ちが、読み終わってからずっと身体の中で燻ってふるえている。
    絶対に戦争はだめです。

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    2025年09月08日
  • 漫画 いしぶみ 原爆が落ちてくるとき、ぼくらは空を見ていた

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    今、この時にみんなに読んでほしい。
    徴兵や核保有といった発言は想像力の欠如。
    是枝裕和が帯に書いていたが、政治家が語る大文字の戦争によって、名もなき人々がどれほど悲惨な目にあうのか。想像してみてほしい。

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    2025年07月24日
  • 魔法少女サン&ムーン~推定62歳~

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     ライフイズビューティフル
     それが 答えだ

    元魔法少女62歳(推定)、実年齢76歳。
    魔法少女モノで、永遠の命を選択するかどうかって話を、しかもこんなに生活臭を出しながら描けるっていう。
    魔法少女モノ溢れる昨今で、最推しの一冊。

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    2020年03月01日
  • 魔法少女サン&ムーン~推定62歳~

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    老婆二人。一人が「もう一度私と魔法少女になってくれない?」から始まる。珠玉の名作。

    この素晴らしい作品をどうにかして、みんなに知って欲しい。魔法少女モノの漫画がまどマギ以降多く出たが、ここまで心揺さぶるものは無い。
    魔法少女とは?魔法とは?少女の戦いとは?

    まどマギとは違う角度で解釈し、消化し、描き切ったと思う。一冊と言うサイズ感も素晴らしい。

    彼女たちは何を手に入れたのか、最後まで読んで欲しい。
    漫画でしか描けない、、漫画の物語り。

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    2018年04月23日
  • きみの家族

    購入済み

    絶妙な家族の愛と距離感

    心温まるリアルさが
    押し付けがましくなく描かれていて
    とても素敵な作品

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    2016年10月03日
  • わっちゃんはふうりん

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    複雑な環境のなか、しなやかに生きるキャラクターたちの人間らしさに、何度も読み返したくなる物語。主人公は問屋の若旦那である八衛と、その愛人と噂されるわっちゃん。そして八衛の異母弟である稲造。わっちゃんが稲造と徐々に距離を縮めていく話なのか、ととらえて読み進めていくと、最後には八衛と稲造の関係性のほうが印象に残っていた。恋愛や家族愛だけでなく、男同士の繊細な関係を読みたい人にとっても楽しめる作品かもしれない。「もっと素直になればいいのに……」と思う人間の不器用さや意固地な部分を愛おしく思える。(ユハラカナ)

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    2016年02月01日
  • きみの家族

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    この方のマンガにはハズレがない
    セリフというか吹き出しが多めなのにものすごく余白を感じるところが好き……好きです!

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    2014年05月23日
  • サメマチオ随筆集 そういえば&といえば

    匿名

    購入済み

    同作者の別作品を読んだ時に、この作者が描くエッセイ集を読んでみたい、絶対面白いだろうなと思ったことがある。気がついたらまさに望み通りのものが出ていたので購入。
    いやあ、やっぱりこの方のエッセイ好みです。

    劇的な事件があるわけでもなんでもなく本当に何気ない日常や下らないような会話ばかりなのだが何故かそれがとても心地いい。100年の既視感とは言いえて妙だなと改めて思う。
    ただしジブリの「火垂るの墓」についてのエピソードだけは、生憎火垂るの墓を見たことがないためにさっぱり話がわからなかった(笑)見たら読み返そう。

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    2016年11月06日
  • きみの家族

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    きみの家族というタイトルが最終話なのですが、ドタバタしてた日常や、結婚式とうハレの日を描きながら、なにか寂しさを感じるラストでした。
    公子のお父さんお母さんが、二人だけで年越しそば食べてるのシーン好きでした。
    若かりしお母さんが、ホントはラジオの天気予報を聞いていながら、故意に傘を忘れて、お父さんに傘を借りたり、相傘してもらったりしてるところも可愛いらしかったです。

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    2016年05月08日
  • サメマチオ随筆集 そういえば&といえば

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    良い感じに力の抜けたエッセイコミック。

    「今はそういう毒にも薬にもならない話のほうが心の支えなのよ

    根源的な人間の間抜けさ?っていうか

    弁の立つ話なんかうんざりなのよ!」

    その気持ちわかる。人間の間抜けさってば愛おしいわ。

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    2014年11月20日
  • ホテルサラマンダー(1)

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     ITAN本誌を読んでいて気に入ってるので購入。ホテルの理想と従業員によるドタバタ珍道中が小気味よく描かれた面白い作品でした。

     ホテルの理想。ホテルを大きく、利益を出そうとせずにただ予約をとったお客様のためだけにサービスをする。資本主義とはかけ離れた経営方針ですが、だからこそどこかゆったりと過ごすことができる。自分自身がホテルに求めるものは心地よく寝れるかどうかみたいのが中心にいきますが、やはり副産物があるのと嬉しいもので。景色が良かったりメシが旨かったりと自分の閉塞感たっぷりの家とは違った様相のところに泊まったときはまさにそんな気持ちになりました。ホテルサラマンダーではその副産物が利益に

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    2013年09月16日
  • きみの家族

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    どこにでもありそうで、でもなかなかないかもしれない、素敵な家族の物語でした。お父さんのキャラが可愛かったー!

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    2013年01月30日
  • きみの家族

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    これは久しぶりによかった。
    なんでもない4人の家族の、長女が結婚するまでの話だけど
    それがどれだけドラマチックではないドラマかっていうことが
    すごくよくかけていたというか、やっぱりドラマだよねって言う感じでした。

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    2012年05月19日
  • マンガで追読 人間臨終図巻

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    死に際に残した言葉
    「人間は中途半端な死体として生まれてきて
    一生かかって完全な死体になる」
    寺山修司

    他にも名言を残して亡くなった人がいる

    死の間際人は何を考えるのだろうか?
    生への執着、死への準備いろいろ。
    日本人だけでなく海外の歴史上の人物が
    載ってる。
    漫画だけど読み応えあり。
    歴史が詳しかったら
    もっとおもろいんだろうな。

    どう死ぬかを考えることは、どう生きるかを
    考えることだ、と私は思う。

    またゆっくり読み直したい一冊

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    2024年06月25日
  • マンガで追読 人間臨終図巻

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    山田風太郎の「人間臨終図巻」全4冊が読みたいのだが、読むと気分が落ち込みそうな気がしたので、こちら、マンガで追読版を読むことにした。
    しかし、そこに引用される山田風太郎先生のコメントのキレの良さに、やはり山田風太郎版を読むべきでは、と何度も思う。
    でも、この本でよいことにする(笑)

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    2024年02月04日
  • 追読人間臨終図巻 芸術家編

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    今回は芸術家編。
    病気をしたり、不摂生で亡くなる人はやはり多かれど、絵を描くことは多少それだけでストレス発散になるので絵描きは中でも寿命が長いというのは面白い視点だった。
    ストイックな人もいるし、皆に当てはまる事でないのは勿論だが。
    病気も不摂生も、その根本がストレスなのはよくある事だし。
    でも思い通りにいかない事の方が多い訳で…というのは置いといて興味深い作品である。

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    2023年10月17日
  • 追読人間臨終図巻 芸術家編

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    長生きの方が多い。芸術を極めるには、歳月が必要という事か。現代音楽は、感性からか、若い方が活躍しておられる。昔は、強健である事が芸術家の条件だったのかも。

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    2023年08月31日
  • 追読人間臨終図巻Ⅱ 文豪編

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    2巻目は文豪編。
    大きく感じたのは、やはり考える事が多い文豪は死ぬ原因も精神的なものが大きく関わっている。
    身体的問題でも、元々病弱だったり反面酒浸りで疾患になったり。
    私自身もこっちの傾向があるので、共感もする場面が多かった。

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    2023年07月18日