八谷和彦のレビュー一覧
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購入済み
嬉くってしょうがない
「実録なつのロケット団」の関連書籍として見付け、入手した。
「風の谷のナウシカ」をロードショーで見たのが20才台の前半。5年程たって、同人誌でメーヴェとガンシップの空力特性の解析をやったのを思い出した。その時の結論としては、現代技術では実現不可能な構造重量だが、それだけをフィクションと割り切れば、操縦者の腕次第で飛行可能とした。
この「構造重量」を「飛行可能な翼面荷重」と「参考用に買ったメーヴェのプラモデルの縮尺から算出した機体サイズ」から逆算したのだが、これを「飛行可能な翼面荷重」と「現代技術で実現可能な構造」の組み合わせでリサイズしたのが、本書の「M-02J」なのだ。
ああ、ただのヒコーキ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ本書は八谷さんがアニメ「風の谷のナウシカ」に出てくる”メーヴェ”を自分で作ろうと思い立ち37歳でプロジェクトを立ち上げてからの10年を綴ったものである。
手に取るまでは、専門用語と数式ばかりの字が細かい論文のようなものだったらどうしようと心配していたが杞憂に終わった。
八谷さんのの話を猪谷さんがまとめてテキストにしているので、ある意味客観的に、想いや、アクシデントの起きた時の心境を綴ってあるので、八谷さんがプロジェクトと並行して、仕事をし、結婚して子育てもするバランス感覚と、製作費を捻出するための交渉力、行動力、柔軟さに時には目頭が熱くなり、時には、顔がにやける。まるで自分がこのプロジェクトに -
Posted by ブクログ
すごく面白かった。
特に第3章、八谷さんの生い立ちが書かれていて、いろいろ参考になる。
いろいろなプロジェクトを並行してかかえ、お金になる仕事はその半分、とか。
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(オープン・スカイについて)「タイトルは誰もが知っている英単語ふたつを組み合わせてつけること」です
滝川にある
300万かけて制作した模型は熊本市現代美術館に売れてトントン
総予算3000万円
人工衛星を飛ばすプロジェクトに個人的に取り組み作品化している篠田太郎さん
(ペットワークスを)ソニーとシュタイフとホンダを合わせたような会社にしたい
見積もり力
自分は何者かと聞かれたら「プランナー」という答えが一番、しっくりきます。
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Posted by ブクログ
ツイッターなどでナウシカのメーヴェを再現した人がいる…というのはなんとなく知っていて手に取った。読んでみて、ただの再現ということではなく、実際に飛ぶ飛行機をイチから作るということに込めた思いがよく理解できた。また、それがどれだけ大変だったかも。「飛行機」という具体的な機能のある機械が「アート」になるというのは、読む前にはあまりピンとこなかった。けれど、この飛行機作品に至る八谷さんの創作活動を原点まで遡って紹介してもらうことで、なぜ飛行機を作ったのか、メディア・アートというものでどこを目指しているのか、一端を知ることができた。何より、八谷さんが一つ一つ障害を超えながら夢を実現していくストーリーに
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Posted by ブクログ
著者はポストペットを生み出した人だと知り驚いた。
風の谷のナウシカで主人公が乗っていたメーベを実際に作ろうとここ見た10年の記録をまとめた本。
正直題名からは、もっと気軽に作ろうと言う感じを想像していたが、実際はもっと骨太でビジネス的な話としてとても興味深く読むことができた。
また、どんなプロも最初はアマチュアからスタートしているので、志で負けなければいいと言うのは自分の子供にも聞かせてあげたいと思った。
一つのプロジェクトとして全体を俯瞰して、メーベを作る方法を考えている点や、実際にパイロットを募集して合格者にハンググライダーの講習を受講させる箇所等は、ビジネスで成功するには色々考えて落 -
Posted by ブクログ
誰もが、一度は夢に見、想像したことがあるでそぅ。
『風の谷のナウシカ』に出てくるメーヴェに乗って、
ナウシカのよぅに、空を自由に飛んでみたぃな~と。
本作品は…、そんな夢に向かって、本気で取り組み、
本当にメーヴェを作って、空を飛んでみよぅといぅ、
オープンスカイ・プロジェクトの10年間の軌跡です。
単純に…、このよぅな取り組みって、大好きです。
公的機関や大学のプロジェクトじゃない点もよぃ。
(ちなみに…、ジブリ公式プロジェクトでもなぃ)
プロジェクトの企画から初テストフライトまでの、
大きな一区切りまでの足跡が語られておりますが、
読んでいて、なんとも心地よぃ気持ちになれます。
さ -
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Posted by ブクログ
ネタバレチェック項目4箇所。「今、日本では、民間用の航空機は年間何騎くらい製造されているでしょうか?」。日本が第二次世界大戦で敗戦してから、乗り込んできた連合国軍最高司令官総司令部「GHQ」によって飛行機は破壊され、製造はもちろん、研究すら禁止されました、これが、「航空禁止令」と呼ばれるものです。航空の歴史を知れば知るほど、「戦前の人たちが、こんな素晴らしい無尾翼機を作っているのだから、戦後の僕たちだって作れるはず!」と思いました、ちょっと大げさかもしれませんがオープンスカイの目的のひとつは、一旦途絶えた日本の飛行機の系譜を継ぐことなのかもしれません。その世界のプロが、経験による先入観ゆえに気づかない
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