牧村憲一のレビュー一覧

  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    本書が指摘するように、この議論はあらゆるクリエイティブ産業に通ずるところがある。人々がどのように文化を消費し、また消費がどのように文化を創るのか。固定概念に縛られた硬直思考を捨て、柔軟に時代に対応した創作活動を行うヒト達にとって支援の書。

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    2011年02月15日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    ここ20年ぐらいの音楽をめぐる状況、環境についてさらっと。身の回りのミュージシャンたちのことを思い浮かべながら、自分のバンド活動についても考えながら。
    音楽をやる人にとってはやり方によってはとても幸せになれるチャンスが、めぐってきていると改めて実感。

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    2011年02月09日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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     ソーシャルメディア時代における音楽のあり方について語った一冊。
     著者は津田大介と牧村憲一。そう、70年代にはシティ・ポップの裏方として活躍し、80年代にはノン・スタンダードのディレクター、90年代にはトラットリアのプロデューサーとして活躍した牧村憲一である。
     津田大介単体の著書であれば斜め目線で読んでしまったかもしれない内容に、説得力を感じてしまう音楽ファンは僕だけではないはずだ。
     まぁタイトルから想像されるとおりの内容であるが、それ故に含まれる真実が明確に浮かび上がる。とりわけ「歴史」を語る2人の言説は音楽ファン必読。
     CDがますます売れなくなる時代、しかし決して音楽の未来は暗くは

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    2019年01月16日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    一気に読みきった。特定の立場に寄り過ぎずに、音楽業界(という言葉が適当かわからないが)の過去、現在、未来を書いており、状況がよくわかった。

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    2011年05月31日
  • 「ヒットソング」の作りかた 大滝詠一と日本ポップスの開拓者たち

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    この著者は業界では有名な人らしい。はっぴいえんどの頃から音楽業界でいろいろなミュージシャンと接してきたようだ。タイトルの「作り方」は具体性はなく、60年代〜90年代初頭の日本の音楽シーン裏話的な内容。坂本龍一と清志郎の「ルージュマジック」仕掛け人だったという話は面白い。

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    2019年01月20日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    的確な分析で、レコードメーカーの人間としては耳の痛い話も多い。ただ、この本が出た二年前に予想されたほどにはTwitterやUstreamが劇的に音楽のありようを変えているかというと、そうでもない。考えるべき問題は相変わらず山積している。

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    2012年08月07日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    タイトルに音楽論とありますが、音楽業界とその周辺産業の過去、現在と今後について論じています。アーティストとファン(消費者?)が直接コミュニケーションを取れる場が整った今、音楽業界がどう変わっていくか楽しみです。
    まずはDOMMUNEを視聴するのと、頑張っているアーティストをフォローしてみよう。

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    2012年02月17日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    ビジネスに使える考え方が落ちている。
    音楽業界(レーベル)側の語り口と考え方なので、広告業への直接のヒントにはならない。

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    2012年01月13日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    1970年代以降の音楽の歴史と、これからの音楽について考察した本。

    音楽はこれまで技術的な変化の影響を受け続けてきた。

    そもそも音楽とは、演奏の一瞬にだけ出現し、一瞬後には消える「瞬間芸術」であり、人の記憶に残るだけだった。
    それを保存可能にしたのは「楽譜」である。
    それ以降、レコード、CD、デジタル技術などにより、音楽は「保存」と「複製」の性能がどんどん高まり、現在に至る。

    本書でも論じられているように、音楽も美術も文学も医学も工作も、それらは元々は1つの「技=ラテン語でars(アルス)」であった。
    「ars」は英語の「art(芸術)」の語源でもある。

    例えば、レオナルド・ダ・ヴィン

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    2011年11月27日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    音楽業界の仕組みが他に流用できる気がしたので読んでみた。
    iTunesは画期的な仕組みだが、それはユーザー視点で見たとき。
    一番儲かるのはアップルで、アーティストに入ってくる率は通常の流通と大差ない。そこに完璧と思われるiTunesの穴がある。

    ライブの動員数は増加。フェスの影響が大きいが、リアルを経験したい人は増えている。マドンナ、レディーガガはいい例。

    ソーシャルメディアの普及でレコード会社のあり方も変化。
    (この辺はB2C全般に言える)

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    2011年09月09日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    ネタバレ

    【commons】
    "think global, act local" -commons
    坂本龍一が主宰するレーベルcommons(コモンズ)の運営方針。
    ・ローリスクでの管理と、それに対応してのリーズナブルな収益の重視
    ・複数の能力を発揮できる、少数スタッフでの運営
    ・デジタルレコーディング技術の進歩による、ローコストのレコーディングの実践
    多様多彩なセール、配信とパッケージ商品の両方へのこだわり、かつこだわりのなさ
    ・リアルショップのみならず、WEBを利用した通販ショップでの併用販売
    ・売上面で偏っていても、確実に顧客を持つ国内外の原盤の発売等

    【これからのレーベル、

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    2011年08月08日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    ネタバレ

    ユーストリームのとある話が面白かった。

    「話題になった事件ではYMOのコピーバンドがユーストリームで配信していたときに、著作権である坂本さんがツイッター上で乱入して「『東風』弾け!!」と、権利侵害しているバンドを煽り、さらにそこに、高橋幸宏さんも乱入して「(僕も)見てるよ」とのっかかった、ということもありました。」


    2人のツイッターはできるだけ追ってたつもりだけど、こんなことがあったなんて知らなかったな~。


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    映画『男と女』


    サラヴァ


    高円寺「円盤」、下北沢「モナレコーズ」

    『サイハテ』フルカワミキ

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    2011年05月19日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    音楽業界の簡単な歴史と現状把握。ユーストリームとTwitterが与える影響は大きい。1人1レーベル。

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    2011年04月27日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    音楽業界のビジネスモデルの変遷についての解説。牧村氏が「渋谷系」など過去の歴史を語り、津田氏が、初音ミク、DOMMUNE、七尾旅人、フェスなど、新しいモデルの提示。

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    2011年03月09日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    牧村憲一氏が過去の音楽業界を振り返っているところが、二人が語る音楽業界の将来を説得力のあるものにしています。第5章のネットは「サロン」との発言は正に同感、Twitter等ソーシャルメディアでのネットワークが新しい息吹となって次代の音楽や文化を創っていくのだと思う。
    津田大輔氏もプログレファンだったとは!w

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    2011年08月15日