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CDが売れない音楽業界、ライブ・フェスの盛況、双方向のコミュニケーションで生まれる音楽など、多岐にわたり徹底討論。アーティストが自由に発信できる時代の、音楽のあり方とは?全てのジャンルが溶解しつつある今だからこそ問われるべき「未来型レーベル」の構想。
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Posted by ブクログ
2010年の発行で内容は古くなっているのだが、音楽業界の歴史と展望、あり方が対談形式で面白く書かれている。 音楽業界に限らず、ビジネスのヒントが置かれている内容だった。
漠然と聴いていた音楽のこれまでとこれからについて輪郭が見えてきた気がします。そしてこれからは創作者と受け手の関係性や作品の純度といったものが大切になってくるとも感じました。
音楽業界にもICTにも確かな見識、知識を有する著者らの音楽論は興味深かった。 いくつものイノベーションにより音楽業界には相当な逆風が吹いてきたと同情すらしていたが、本書を読んでその考えは変わった。そもそもが”その筋の人”が暴利を貪っていた業界であり、むしろ現在は庶民のための健全な世界になってきただけ...続きを読むとも言える。
かつて音楽は"芸能界"のものだった。CDの売上ランキングに未だその残滓が伺える。それは今でも人口に膾炙した音楽ではあるが、もはや"一番聴かれている音楽"では無い。MP3による音楽の軽量化、USTREAM,twitter,MySpace,VOCALOIDなどによ...続きを読むる新しい径路の誕生、ライブ・コンサート市場の拡大、そもそもの娯楽の多様化などなど理由はいくらでも付けられるが、小売業界では一世代前に通過した"大量消費の終焉"にやっとこさ追いついたにすぎない。既存の業界は生半可市場がでかすぎたことで断末魔をあげつつもしぶとく、多くの歪みを残しつつある昨今に思われるので、一刻も速く新しいマネタイズの道が切り開かれることを期待する。
音楽業界の変化について、プロダクトの変化・ネット環境によるアーティストとリスナーのコミュニケーションの変容等の観点から論じた新書。感想としては、悲観的な報道が多い音楽業界について、まだまだ明るい未来を切り開ける可能性はあると感じた。
CDを買い続けてる自分からすると、CDが売れなくなったって実感は無いけど、いろんなデータを見ると、今の音楽業界の厳しさがつぶさにわかった。
音楽ニュースサイト「ナタリー」の代表取締役の津田大介さんと、 音楽プロデューサーなのでしょうか、レーベルをいろいろ作ってこられた牧村憲一さんによる、 これからの音楽の需要と供給についてなどを論じたり、対談したりした本です。 著作権に関するところは難しくてちゃんと理解できないまま読んでしまいましたが...続きを読む、 その他のところ、とくに60年代ころからの音楽史などは、レーベルの名前やミュージシャンの名前を ちょっと知っているくらいの知識があれば、すんなり読み進められます。 しかし、読んでみると、レコード会社っていうのは、あくどいというか、 弱みに付け込むところもあるし、利益追求しすぎるところもあることがわかります。 僕の個人的な、音楽業界に対するイメージっていうのは、少々浮ついていて、 しっかり戦略を練っているようで、やっぱり扱っているものが、 論理ではどうこうならないような、ハートで判断する手合いであり多様性のある「音楽」ですから、 ふらふらしちゃうっていうものです。 というか、そんなふらふらしちゃうものに対して、なぜか絶対の自信を持って商売しているんだぞっていう、 自負がありすぎるように見受けられるんですよね。 そして、貪欲でありながらスマートであろうとしている様はちょっと滑稽にも見えてしまいます。 97年だったか98年だったかをピークに、CDなどの音楽商品の売り上げは下落していって、 今ではピーク時の半分以下の市場規模だそうです。 カッコつけすぎというか、なんかスノッブな感じのレコード会社には、同情は集まらないんじゃないかと 思う訳です。反面、ライブ特にロックフェスの動員人数が伸びてきているとか。 これはもしかすると、音楽の受容者たちは、レコード会社の商法に嫌気がさしていて、それがCDなどを買う気を 失せさせているんじゃないかと思うのです。心理として。 でも、ミュージシャンも音楽も好きだから、ライブの動員数は伸びているのかな、とも思えました。 まぁ、ライブが伸びているのは違う解釈が主流ですね、生の実感、一回性の贅沢さがいま貴重になっている ということなのかもしれない。 そんな部分もありながらですが、もっと面白く興味深いテーマも扱われています。 フランスのサラヴァレーベルについては、名前しか知らなかったので、興味深く読みましたし、 このあたりの影響って、もしかすると「ほぼ日」にも当てはまるなぁなんて読み方もしました。 牧村さんは「一人1レーベル」を提唱されています。 僕はこの辺り、なにか、コンテンツを一つ持つ個人でいよう、と言われているような気がしました。 音楽の本ですから、最終的には音楽に繋がることでなのですが、音楽に限らずそうだなぁと。 ツイッターやユーストリームなどの新しいメディアについても触れられています。 津田さんのツイッターへの理解度が高いので、一言でぽんと本質をついておられる 部分もありました。そこはこの本を読んでのお楽しみとしておきましょう。
昨年,メディアテークのイベントで津田さんを知って,教授と大貫さんのライブのユーストを見て,牧村さんを知って,この本を読み終えたあとツイッターのTLを見ていたら,DOMMUNEで小室さんのライブを知った。 なんかすごい偶然だなぁ~。
SNSの普及やテクノロジーの進歩で音楽に限らずモノを作りだす人が正当に評価されて、稼げるようになりそう。自分で作ってプロモーションして欲しい人に届ける。夢があるし、それが本来あるべき姿と思う。
新しいプラットフォームへ移行を始めているめまぐるしい音楽業界の動きと、これからの音楽レーベルの未来を分かりやすく書いています。音楽業界の人はもちろん音楽をやっている人も必読の内容です。
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