牧村憲一のレビュー一覧

  • 「ヒットソング」の作りかた 大滝詠一と日本ポップスの開拓者たち

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    たまたまこの新書がポケットに入っている夜、たまたま扉を開けた店が懐かしいレコードをかけてくれるバーで、たまたまディスプレイされていたLPが大貫妙子のミニヨンだったのでターンテーブルに乗せてもらったら、たまたま後から入って来たお客さんがこの春に大学を退官される方で、たまたまかかっていた「突然の贈りもの」に感激されて日本のポップスに心奪われた青春時代の思い出を恥ずかしくそうに語ってくれて、彼の友人の大貫妙子や竹内まりやのディレクターだったこの宮田さんのその後の人生(本書には書かれていない…)を知ることになりました。自分が何者であるか揺れていた時代に身体に刻み込まれた音楽は時を超え場所を超え、こんな

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    2017年03月08日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    2010年の発行で内容は古くなっているのだが、音楽業界の歴史と展望、あり方が対談形式で面白く書かれている。

    音楽業界に限らず、ビジネスのヒントが置かれている内容だった。

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    2013年01月17日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    漠然と聴いていた音楽のこれまでとこれからについて輪郭が見えてきた気がします。そしてこれからは創作者と受け手の関係性や作品の純度といったものが大切になってくるとも感じました。

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    2011年02月05日
  • 「ヒットソング」の作りかた 大滝詠一と日本ポップスの開拓者たち

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    大瀧詠一、細野晴臣、山下達郎など錚々たるメンツの話がでてくるので面白い。
    Jポップを支えた人たちの苦労が垣間見える。

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    2020年05月24日
  • 「ヒットソング」の作りかた 大滝詠一と日本ポップスの開拓者たち

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    70年代に入り、安保闘争・全共闘の政治の季節は
    潮が引くように去り、新時代の息吹を運んできたのは
    「新歌謡曲=ニューミュージック」だった。
    ガロ・拓郎・陽水・こうせつ・ユーミンらであり、
    これまでの演歌や歌謡曲=オールドに対する
    「ニュー」、「非歌謡曲」の出現。

    そんなニューミュージック黎明期の1970年、
    エポックメーキングなグループが出現した。
    ロックバンド「はっぴいえんど」。
    ただ、活動は3年と短かく、1972年に解散。
    この間に3枚のアルバムを製作。
    彼らの音楽の特徴は日本語で歌うロック、
    洋楽に引けを取らないハイクオリティな
    アレンジ&サウンド。
    今では当たり前過ぎることが

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    2018年05月31日
  • 「ヒットソング」の作りかた 大滝詠一と日本ポップスの開拓者たち

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    大滝詠一氏を焦点に合わせ、自分の音楽の仕事の歴史を書いている本。割と断片的に知っていた事もあったが、興味深く一気に読めました。

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    2017年01月09日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    音楽業界にもICTにも確かな見識、知識を有する著者らの音楽論は興味深かった。
    いくつものイノベーションにより音楽業界には相当な逆風が吹いてきたと同情すらしていたが、本書を読んでその考えは変わった。そもそもが”その筋の人”が暴利を貪っていた業界であり、むしろ現在は庶民のための健全な世界になってきただけとも言える。

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    2014年12月19日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    かつて音楽は"芸能界"のものだった。CDの売上ランキングに未だその残滓が伺える。それは今でも人口に膾炙した音楽ではあるが、もはや"一番聴かれている音楽"では無い。MP3による音楽の軽量化、USTREAM,twitter,MySpace,VOCALOIDなどによる新しい径路の誕生、ライブ・コンサート市場の拡大、そもそもの娯楽の多様化などなど理由はいくらでも付けられるが、小売業界では一世代前に通過した"大量消費の終焉"にやっとこさ追いついたにすぎない。既存の業界は生半可市場がでかすぎたことで断末魔をあげつつもしぶとく、多くの歪みを残しつつ

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    2018年10月20日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    音楽業界の変化について、プロダクトの変化・ネット環境によるアーティストとリスナーのコミュニケーションの変容等の観点から論じた新書。感想としては、悲観的な報道が多い音楽業界について、まだまだ明るい未来を切り開ける可能性はあると感じた。

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    2012年06月19日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    ネタバレ

     メディアジャーナリストと音楽プロデューサーのコラボレーションを通じて、今後の音楽業界のあり方を考えていく試みのようだ。

     かつて音楽メジャーは、レコードやCDの売上と、著作権・著作隣接権の管理の仕組みを以って莫大な利益を得ていた。彼らがその仕組みを維持できた理由は、かつて音楽を消費者に届けるためには、レコーディング、プレス、流通、マーケティングなどに対する主にコスト面での参入障壁が高かったためだ。
     この仕組みも悪い面ばかりではなく、莫大な利益の一部を使って新人育成や、メジャー内の小レーベルの維持などを行っていた良い面もあり、一概に否定できることではなかった。しかし、バブルが崩壊しCDの売

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    2012年01月25日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    ネタバレ

    ①マネタイズの変化
    かつてのレコード会社は新人育成・レコーディング・CMとのタイアップによる広告などに投資しCDの売り上げにより利潤を得ていた。しかしデジタル化とコンテンツの多様化によりCD売り上げ市場が縮小化してきた現在ではレーベルも新しいビジネスモデルの構想が迫られている。筆者二人はライブ収入と物販収入に価値を見出している。特にTシャツなどは原価率が低く済むので、「高く、狭く」売るようなファンを囲い込むビジネスの行い方が今後優勢となってくるとみている。この閉鎖性とブランディングは相性が良く、どちらも未来型レーベルのキーとなる概念のようだ。またライブやフェスは年々市場規模を拡大している分野で

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    2011年10月17日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    CDを買い続けてる自分からすると、CDが売れなくなったって実感は無いけど、いろんなデータを見ると、今の音楽業界の厳しさがつぶさにわかった。

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    2011年10月03日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    ネタバレ

    非常に読みやすい。
    CDが売れなくなった理由や背景、好調なライヴ・フェス、音楽業界がどう変わったのか等々分かりやすくまとめられてる。
    そしてこれからのレーベルの有り方、まだまだ出来ること、しなくちゃいけないことへ導かれてる。
    悲観的なことが全く書かれていない。

    ”これからのミュージシャンは、音楽以外のところから刺激を受けていった方がいい”という言葉はとても共感できる。

    Low High Who?(通称LHW?)というレーベルがまさに未来型レーベルなんじゃないかなと思った。
    シンガーであるPranellがレーベルを立ち上げて、自身の音源や描いた絵やアニメを直販する。さらにはPVまで作り上げる

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    2011年09月28日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    音楽ニュースサイト「ナタリー」の代表取締役の津田大介さんと、
    音楽プロデューサーなのでしょうか、レーベルをいろいろ作ってこられた牧村憲一さんによる、
    これからの音楽の需要と供給についてなどを論じたり、対談したりした本です。

    著作権に関するところは難しくてちゃんと理解できないまま読んでしまいましたが、
    その他のところ、とくに60年代ころからの音楽史などは、レーベルの名前やミュージシャンの名前を
    ちょっと知っているくらいの知識があれば、すんなり読み進められます。

    しかし、読んでみると、レコード会社っていうのは、あくどいというか、
    弱みに付け込むところもあるし、利益追求しすぎるところもあることが

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    2011年07月19日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    昨年,メディアテークのイベントで津田さんを知って,教授と大貫さんのライブのユーストを見て,牧村さんを知って,この本を読み終えたあとツイッターのTLを見ていたら,DOMMUNEで小室さんのライブを知った。
    なんかすごい偶然だなぁ~。

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    2011年06月13日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    SNSの普及やテクノロジーの進歩で音楽に限らずモノを作りだす人が正当に評価されて、稼げるようになりそう。自分で作ってプロモーションして欲しい人に届ける。夢があるし、それが本来あるべき姿と思う。

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    2011年05月30日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    ネタバレ

     レコード立ち上げに関わる「中の人」の視点と、権利関連など音楽業界を客観的に分析する「外の人」の両面から、音楽業界の現状と今後の展望を対談形式で綴っている本です。
     個人的には、音楽"産業"の今後について、漠然と抱いていたイメージがどういったものだったのか、を掴むきっかけになりました。
     著作権や利益配分などのなかなか表に出ない様な話もあり、興味深かったです。

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    2012年01月18日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    新しいプラットフォームへ移行を始めているめまぐるしい音楽業界の動きと、これからの音楽レーベルの未来を分かりやすく書いています。音楽業界の人はもちろん音楽をやっている人も必読の内容です。

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    2011年03月29日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    読むまでなんで「未来」と「サバイバル」が組合わさっているのか判らなかったが、考えてみれば音楽は書籍に数年先行して課金配信モデルにパラダイムシフトしているのだった。昔懐かしい「レーベル」の話がいっぱい書いてあるけど、もはやアーティスト〜レーベル〜レコード会社という枠組みは崩れさって、生き残りたければ自分でどうにかしろ、という世界に入ってしまっているんですね。出版の未来を暗示しているような.....

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    2011年03月29日
  • 未来型サバイバル音楽論 USTREAM、twitterは何を変えたのか

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    なるほどと頷く部分よりも共感する部分が多かった。それだけ、新時代の音楽やアーティストと一般市民の関係性が実感として近づいて来てるという事なのかな。

    CDアルバムは長くなりすぎた。5曲入りくらいのミニアルバムをより安価で販売していくのが良いという津田さんの話は、僕がまさに思っていた事なので、100%同意。
    実際、僕の知っている中では、第一回のCDショップ大賞を取った相対性理論のシフォン主義は5曲入り1000円くらいで売ってるし、→Pia-no-jaC←も7曲程度のミニアルバムを2000円程度で販売して、ある程度成功しているように思う。
    こうした流れは、リスナーにとっては喜ばしいものだと思う。

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    2011年03月04日