鈴木智のレビュー一覧
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ネタバレ終戦直後、日本国内でも禁止された舞台「忠臣蔵」。それがなぜ、ラバウルの収容所にて上演されることになったのか。
驚いたのが、これが事実をもとに作られた物語であること。
そこにあるのは『日本人とはどうあるべきか』という永遠の問い。ある者は誇りをもち、ある者は縛られ、先の見えない状況の中で自分なりの正義を貫く登場人物たち。
そして、敵だったはずの豪軍の兵士たちとの心の交流。興味の持ち方は歪だったかもしれないけれど、そこには歩み寄りがあり、知れば知るほど葛藤や後悔が生まれるという気持ちの変化が見事でした。
いつの時代もそうなのかもしれませんが、戦争を始める人たちは実際に戦場に立つことはほとんど -
Posted by ブクログ
第二次世界大戦直後、日本軍最大の前進基地ニューブリテン島のラバウル基地には、10万人の日本兵が捕虜として9つの収容所に収容されていた。
その中の「第九収容所」で密かに暴動の噂が広まり、元商社マンの能力や英語力を買われた霧島中尉に、暴動計画の真偽を探り、計画を阻止する密命が下される。
任務に赴いた霧島は、待ち受けていた元上官の永峰中佐から、捕虜による「忠臣蔵」の芝居上演を提示され、収容所を支配する豪軍への交渉を命じられる。
「忠臣蔵」は、忠君愛国の精神や教育と結びつき、戦前には高い人気を博していたが、敗戦後、GHQから禁止されていた演目だった。
霧島は、暴動を未然に防ぎ、日本兵を早期帰還させるた -
Posted by ブクログ
いわゆるドローン、正確にはクアッドコプターを、これから自作で始めるにあたって適した内容だと思います。私はwebの情報を参考に、px4ベースのクアッドを制作して活用してますが、事前に本書を読んでおけば多少は楽に飛ばせるところまで持って行けたかなと思います。あくまで多少はですが。
ドローンの概要から始まり、パーツの選定方法と組み立て、FCU, GCSやコンパニオンコンピュータ等の各システムの接続、そしてパラメータ調整まで、一連の手順が説明されており、ドローン制作において必要な情報をカバーしています。特に、トリムや姿勢(ヨー応答)、位置制御パラメータの調整法については、大変参考になりました。現状、p