ラバウルの迷宮

ラバウルの迷宮

小説・文芸
2,200円 (税込)

11pt

〈戦後最大の“捕虜収容所×忠臣蔵”サスペンス〉
終戦直後、ラバウル。
10万の日本兵がひしめく捕虜収容所で、元情報将校に下された密命はただ一つ――「禁じられた忠臣蔵を上演せよ」。
暴動の火種がくすぶる舞台に、紙の雪は降るのか。
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【読みどころ】
●実在した〈ラバウル捕虜収容所での忠臣蔵上演〉がモデルの歴史サスペンス。
●ジャングルに舞う“雪”が暴く、戦争VS芸術の衝突。
●密林の奥と、地下迷路に封印された〈戦中の極秘事件〉――衝撃の真相ミステリー。
●かつて殺し合った日本兵と豪州軍人。そこに芽生える、希望の絆。
●戦後80年、日本人の「生き方」を問う壮絶なスペクタクル。
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【推薦コメント】
「手に汗握る反乱劇。映画化を熱望!」
――鴻上尚史(作家・演出家)
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「異色の舞台と題材、謎を呼ぶストーリー、熱い人間ドラマ。
どれもが面白く、読みどころが多すぎる」
――細谷正充(文芸評論家・アンソロジスト)
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戦争が終わった時、いかに生きるかの戦いがはじまった。
エンターテインメントで描く〈慟哭〉と〈感動〉の物語。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    河出書房新社
  • タイトル
    :
    ラバウルの迷宮
  • タイトルID
    :
    2022402
  • ページ数
    :
    336ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年10月03日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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ラバウルの迷宮 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    終戦直後のラバウルでの話。主人公は霧島といい、戦うことより商社マンとして駆引きしたりする方が好き。英語が堪能。暴動が起きそうな噂あるので、調べて止めて欲しいのと、忠臣蔵を皆で演じようとしているのを取り持って欲しいという二つの命題を与えられ、ラバウル第九収容所に行かされる。なので、話は誰がどうやって暴動を起こそうとしているのか、という推理仕立ての面と、近しい人たちが日本兵に殺されたという恨みを抱えた豪州兵(管理側)との折衝や、戦争が終わって劇や舞台を作る喜びを感じているドラマチックな面の両方で進みます。戦時中にラバウルの置かれた特異的な側面に加え、主人公霧島が抱える戦争中の塊根も話の流れに強さを与え、かなり面白く読みました。終戦ものと感じられない読み心地の良さです。
    ラバウルで忠臣蔵が演じられたのは事実らしく、そこにいた水木しげるさんなども本文中に少し出てきます。戦争は壊したり殺したりして勝者を決めますが、作り守る方が圧倒的に尊い事だと感じさせられました。
    回想などで戦争のシーンもあり、基本は中学校から。早熟小学生個人渡しなら大丈夫です。

    0
    2026年03月03日

    Posted by ブクログ

    忠臣蔵との絡みが(史実だそうですが)、なんとも言えず、よかった。『物を作り出す=生きること』という思いが根底にあるとヒシヒシと感じた、人種や国は関係なく、『人間』としての本能というか、「創造は再生」なんだなー、と改めて思った。
    登場人物全員の命懸けの思いが
    迫ってきて、心臓が止まりそうだった。

    0
    2026年01月05日

    Posted by ブクログ

    戦争をビジネスマンやクリエイターの視点で描くのが面白く新鮮。戦争ものつきものの時代性の違和感がなくすんなり世界に入れた。描写は映像的で迫力があり、サスペンスに巻き込まれる。だが非常に重く重要な問題を扱ってると思う。
    最後は涙を禁じ得ない。

    0
    2025年12月15日

    Posted by ブクログ

    ページをめくる手が止まらなかった。基本的には冒険小説だが、日本人の再生の物語でもあり、誇りとは何かの物語でもある。いろいんな読み方が出来ると思う。

    0
    2025年10月01日

    Posted by ブクログ

    舞台での役者の演技、舞い散る雪、霧島の見ている風景、すべてが頭の中に浮かんでくるような、圧巻の文章力。舞台に挑むまでの道のりも、取り巻く人間関係も、その文章力で作品に没入できておもしろかった。

    0
    2026年05月25日

    Posted by ブクログ

    関係が複雑で視点が急に変わっていくことで、同じ日本兵でありながらも年代や立場の違いから思想の対立が起きていることへの解像度が高くなっており物語に入り込めて良かった。

    0
    2026年02月27日

    Posted by ブクログ

    [こんな人におすすめ]
    *戦争に関するドキュメンタリーや報道を観るべきだとは思うけれど、暗くて気が進まない人
     戦争を扱った本の中ではトップクラスに読みやすく、最初の一冊としておすすめです。戦争の話だけでなく、ミステリー要素や、かつて敵国だった人との友情といった人間ドラマもふんだんに盛り込まれており、飽きずに読み進められる可能性が高いです。
     フィクションと言ってしまえばそれまでですが、80年前に戦争が終わったこと、ラバウルで亡くなった人、そして生きて日本に帰ってきた人がいたことは事実です。戦争を知り、今の時代を考えるうえで、学ぶことの多い一冊だと思います。

    [こんな人は次の機会に]
    *秀逸な文体や、一見無駄に感じる描写も含めて楽しみたい人
     場面の一つ一つ、時代・戦争について説明する部分のどこを切り取っても無駄な描写がなく、スマートさを感じさせる小説です。一方、文学的表現や、作家の癖や愛おしさを感じる場面は少ないです。「時代背景の説明が長すぎる。もう少し削ったほうがよかったのでは……取材したことを全部書きたかったのかしら、困った作者ね」とニヤニヤしながら読むタイプの人には、少し物足りないかもしれません。

    0
    2026年02月10日

    Posted by ブクログ

    忠臣蔵はどうなるのかハラハラしながら読み進めました。終末で知っている名前が出てくると、改めてこれは史実なんだなと思い知らされました。映画化、熱望します!

    0
    2026年01月20日

    Posted by ブクログ

    戦時中の話ではなく、戦終わったばっかりの人間劇です。忠臣蔵の上演がどうなるのか、どきどきしながら読み進めました。

    0
    2026年01月15日

    Posted by ブクログ

    水木しげるさんも出征したパプアニューギニアのラバウル。ここの日本人捕虜収容所で演じられた忠臣蔵。これが、まさかの実話ベースということに驚いてしまった。
    終戦と突然言われても、極限で戦っていた兵士達がすぐに平常になれるわけではない。捕虜となり、生きるか死ぬかの世界で、なぜ忠臣蔵?となるのだけど、上演されるまでの経緯や準備段階の様子などを知るうちに、少しずつ元兵士達の気持ちが理解出来た気がする。
    脚本家だった鈴木智さんが、脚本だけでは映画化は難しいと、28年もの年月をかけて書いたこの小説。
    これは、もう映画化されるってことですよね?
    その時は絶対観に行こうと思う。

    0
    2026年01月11日

ラバウルの迷宮 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    河出書房新社
  • タイトル
    :
    ラバウルの迷宮
  • タイトルID
    :
    2022402
  • ページ数
    :
    336ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年10月03日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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