吉田新一郎のレビュー一覧
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研修といえば大方が机に座って話を聞くという形式が多いのではないだろうか?そしてそれはたいてい退屈である。長い研修で得たはずの知識もいざ仕事になるとうまく活用できない。こういった経験はないだろうか。この本では学びの形式やメカニズムを解説し、それに応じた多彩な研修方法を使用することで、受講者が主役となる能動的で実用的な研修になると説く。とくに、学ぶ、考える、振り返る、行動する、観察する、という学びの形式があり、人間はこのそれぞれに得手不得手があり、そのため、講義による形式だけでは他の人から学ぶことが苦手で行動したり振り返ったりすることで学習することが得意な人には向かないということになる。また、研修
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ネタバレ<目次>
パート1 今すぐできる学校改革の具体例
第1章 まずは大人の学びを変えよう!~従来の「研修」からの脱却
第2章 こんなシンプルな方法で、大人の学びは変わる!~情報交換・コミュニケーション・意思決定の仕方を変える
第3章 やっぱり変えるのは授業から~子供主体の学びへ
第4章 評価が変わると授業が変わる、学校が変わる
第5章 保護者が変える、保護者と変える
第6章 制度・仕組み・ハードを変える
パート2 なかなか変わらない学校をどう変える?
第7章 なぜ変える必要があるのか?
第8章 なぜ変わら(れ)ないのか?
第9章 変わるのに必要な七つの方法
<内容>
吉田新 -
Posted by ブクログ
鹿田尚樹さん『10分間リーディング』、小山龍介さん『スタディ・ハック!』などで紹介された、「学び」や「教える」技術について解説した1冊。
特に、教えることの効果を前半部分で紹介していますが、これはまさに実感できるものと思います。
研修を行うときも、専門の研修講師を連れてくるだけでなく、同じ立場の者が教え、教えることで学ぶ。このいいスパイラルを形成していきたい。
本書に書かれていることはもっともなことが多いが、どこまで、実践できるかというと難しいところもある。このあたりは、コストと効果のどこでバランスをとっていくか。しかし、理論としては参考になると思う。
研修内容をいかに職場で活用するのかと -
Posted by ブクログ
従来の講義形式の「学び」から脱却し、受講者中心で参加型の授業や研修を行うためのノウハウ、さらに研修終了後、実際に学んだことを活かすために講師、上司が行うべきことについて、欧米の研究データを交えながら紹介したもの。
「アイスブレーキング」や「ブレインストーミング」など、この何年かの間でそれらの手法は随分紹介され広まってきたと思うが、それらの手法を駆使して、いかにこれまでの「悪しき」「悲劇的な」習慣である講義形式の授業・研修からの転換を図るか、ということが重点的に説明されている。この本は、アメリカで研究・開発されたテクニック、ノウハウをとにかく紹介して、押しつける、という感じになっている。個々