授業や研修はなぜ退屈なのか? 従来の講義中心の教え方は、こま切れの知識を複製して詰め込むだけの「工場モデル」と言える。学ぶ意欲を削がれ、一割程度しか身につかないのも当然だろう。本書は、「学び」のプロセスを解き明かし、学習者がより活発に効率よく学ぶ方法論を提示する。「ロールプレイ」「シミュレーション」「ランキング」など、ユニークで効果的な具体的手法を紹介。特に、今まで見過ごされてきた応用練習や生活・仕事での実践を重視、「学習者に役立つ」教え方を追究する。教師から上司まで、指導者のための教科書。「仕事への応用」や「役に立つ」学びをつくりだすためには、継続的なフォローアップやサポートが不可欠。従来のような「やりっぱなし」の研修や授業では、5~10パーセントのレベルでしか使いこなせないのに対して、練習やサポート、フォローアップが提供されると80~90パーセントに伸びる。(「おわりに」より)
Posted by ブクログ 2019年10月13日
p.25
学びの主役は、一人ひとりの生徒であり、受講者です。教師や講師ではあり得ません。本来、わき役でしかない教師や講師を主役にしてしまい、主役であるはずの生徒や受講生を脇役にしてしまうことによって、学びの質と量が格段に落ちてしまうのです。
→ 生徒や参加者を主役にすることで、学びの場はいきいきす...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年12月09日
<企画・実践>
・研修後の頻繁なニュースレター(Eメール)
・講師による1対1のフィードバック
・研修時に実行計画を作成(カリキュラムに織り込む)
<アイスブレイクの実例>
・誕生月で席順を決める(他にも住所遠い順、旅行の距離順)
・2つのホント、ひとつのウソ
・名前の意味や由来
・推薦図書(本、...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
これまでの
暗い、堅い、つまらない
授業ではなくて、
これからは、
刺激的な、楽しい、気持ちいい
授業を行うべき。
そうするためには、どうしたらよいか。
一番大事なことは、学習者を主役にすること。
なぜなら、
ものごとが記憶に残る割合は、
「聞いて、見たとき」 20%
「話し合ったとき...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
研修といえば大方が机に座って話を聞くという形式が多いのではないだろうか?そしてそれはたいてい退屈である。長い研修で得たはずの知識もいざ仕事になるとうまく活用できない。こういった経験はないだろうか。この本では学びの形式やメカニズムを解説し、それに応じた多彩な研修方法を使用することで、受講者が主役となる...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年06月28日
鹿田尚樹さん『10分間リーディング』、小山龍介さん『スタディ・ハック!』などで紹介された、「学び」や「教える」技術について解説した1冊。
特に、教えることの効果を前半部分で紹介していますが、これはまさに実感できるものと思います。
研修を行うときも、専門の研修講師を連れてくるだけでなく、同じ立場の者が...続きを読む