ボリス・ヴィアンのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
1947年に出版されたボリス・ヴィアンの代表作であり、SF的な世界がフランス流のスノッブさで味付けされた恋愛小説。
富豪の家に生まれた青年コランは、美少女クロエに出会い熱烈な恋愛関係に落ちるが、クロエを肺に睡蓮が成長する奇病にかかってしまう・・・、非現実的な設定で、スラップスティック的なユーモアも溢れる作品世界の中で、唯一コランがクロエを思う気持ちだけはストレートなものとして描かれる。
個人的にはこうしたスノッブな世界観はあまり好きではない。フランスは恋愛小説の宝庫だと言われるが、恋愛小説を殆ど読まない自分にとっては、アンドレ・ブルトンの「ナジャ」くらいの一途さが欲しい。
次は岡崎京子がこの作品をマンガ化しているので、そっちも読みたい。 -
Posted by ブクログ
「彼は不幸じゃない」・・・「彼には苦しみがある、そのことが私には耐えられないのよ。」
ハナレグミのアルバムに「日々のあわ」っていうのがあって、
それと同じ題名だったから買った。
この作品がアルバムタイトルの由来になってるのかは、知らない。
こういう作品はどうやって楽しんだらいいのか今一つよくわからない。
メルヘンチックというのか、退廃的というのか、
後書きを読んでみると、なるほどすごいのかもと思ったりもするのだけれど、、、
ところどころきれいな描写というか、きれいな想像があったりする。
肺に花が咲いて病に伏せるなんて、素敵だと思うけど、
こういうのは原書で読まないとわからないかな。