竹下大学のレビュー一覧
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「昔に比べて野菜が不味くなった」とお嘆き
の貴兄は読むべし、です。
多くの食材は品種改良により、より美味しく
よりたくさん、より一年中食べられるように
なっています。
コメの品種改良は多くの媒体で取り上げられ
ているので、ここでは触れられていません。
ジャガイモ、ナシ、林檎、大根、様々な食材
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ジャガイモ、ナシ、リンゴ、ダイズ、カブ、ダイコン、ワサビの七種を「採り上げ」て、うまい品種の歴史をわかりやすくひもとく。トリビアの宝庫で、この七種だけでなく、もっといろんな品種の話を聞いてみたいと思う。
(ジャガイモ)
・マックのポテトがやたら長いのは専用品種「ラセットバーバンク」が巨大だから
・日...続きを読むPosted by ブクログ -
農作物の品種改良の話のどこが面白いのかと思うでしょうが、これがめちゃ面白くて各章を一気読みしてしまう。
江戸時代から今日に至るまで全国各地の育種家たちが馬鈴薯、梨などの身近な作物をどんなに苦労して育てて市場に送り出してきたか(どれだけ優れていても売れてナンボの生き残りをかけた競争)、という数々の物語...続きを読むPosted by ブクログ -
知識のマシンガン状態。たった数種類の品目を語っているだけだが、とても吸収しきれない。それだけ品種の奥深さがあるのだなと実感した。
普及の背景、たとえば名品種が最初から優等生だったことではないこと、生産方法の変化によって普及が進んだことなどは、ケーススタディ的に参考になる。Posted by ブクログ -
普段あまり読まないジャンルに手を出そうの会その1
馴染はなかったんだけど、キチンと引き込む筆者の力量が光るね。味や伝来(歴史)、作り方からトレンドまで。中公新書はこーゆーとこが信頼できて非常に良い…。
野菜/果物を栽培するときに、味が美味しいのはもちろんだけど、やはり害虫や病原菌に強いといった”育...続きを読むPosted by ブクログ -
なかなか面白かった。
著者はキリンビールで花の品種を開発してきた育種家。
ところで、植物の育種家のことも、ブリーダーというそうだ。
そんなことも、本書で知ったことだ。
ジャガイモ、リンゴ、ナシ、大豆、カブ、大根、そしてワサビの品種開発の話が取り上げられている。
一つ一つ、へぇ、の連続だ。
ジャ...続きを読むPosted by ブクログ