久田将義のレビュー一覧
-
購入済み
アウトロー好きにオススメ
面白かった。少し前にメディアを騒がせた関東連合の成り立ちや現状がよくわかります。
メディアがよくわからないまま、『半グレ』と名付けて定着してしまってるんですねえ。
東洋ボール事件が結局どんな事件か気になりました。 -
Posted by ブクログ
あずまん(東浩紀)のオビ文につられて読んだ…歌舞伎町なんて興味なかったけど、社会の小さな縮図としてなかなか面白かったです。
ただ、歌舞伎町の頂点にいるヤクザ視点の話が多かったし、著者の視点も中立的とは言い難いかも。
***
法も国家の暴力装置(警察)も不完全だから、別種の暴力集団(ヤクザ)がそれを補完していた。
それを排除したら、どうなるのか…ヤクザを美化したくないし、昔は良かったとは思わないですけど、我々が望んだ社会ってこんなだったのか? と愕然となりそうでした。
***
唐突な疑問ですけど、悪の総量って減らせるんでしょうか。
長く生きてると分かるんですけど、社会ってどんどん漂白されてます。
でも、悪を飼い慣らせない社会、悪を悪として結晶化できない社会では、悪が偏在します。
もし歌舞伎町から悪が消えたなら、その悪は自分のすぐ身近で噴出するのでしょう。
***
ちょっと変な個人的感想ですけど、悪いことしてるときは、せめて悪い顔ができる大人でありたいな、と思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ失礼ながら『実話ナックルズ』だからな~・・・という先入観を持って読み始めたけど、この本は高純度なノンフィクション作品としてとても面白くて読み応えがあった。
『実話ナックルズ』元編集長の著者が「当事者の視点から取材する」という取材方針を貫いていて、各所に関東連合のメンバーに実際に接触して取材した部分が出てくるところに絶大な説得力があった。
わたし自身「関東連合」については「最近、芸能人の犯罪がらみでよく名前を聞くなあ」という程度の認識で、暴力団系の新書・単行本などもちょこちょこ読んではいたけれど、他の本では「関東連合」=半グレ集団という中途半端な表現が多かったので、この本を読んで「おいおい、半グレどころじゃないじゃん!なんだよ!半グレって!」って思った。
この本には「関東連合」の誕生・歴史と組織構成、その性質と実態、巷を賑わした事件と「関東連合」の関わりに至るまで詳細に書かれていて、著者の久田さんが文中挙げている本田靖春著『疵-花形敬とその時代』に匹敵する、現代の日本のダークサイドを鋭敏に切り取ったひとつの歴史資料とも言えるのではないかと思う。
言い過ぎたかも。
でも、こういう系の本では久しぶりに面白かった。
『新宿スワン』とか『土竜の唄』とか、ちょっと違うけど『闇金ウシジマくん』とかのアウトロー系漫画が好きな人は読んで損なし。