町田洋のレビュー一覧

  • 惑星9の休日
     できれば夏の季節に読む事をお勧めする。
    8つの短編から構成され、「惑星9」を舞台としている。
    どれも、非日常で淡々と物語が進みぼーっと読む事ができる。
    星新一が好きな人ならこの作品は好きになれる。
    彼の作品のように社会を皮肉・風刺してはいないが、その独特の世界観、情緒性にはとても惹かれる。
    絵で敬...続きを読む
  • 惑星9の休日
    惑星9という架空の惑星で繰り広げられるオムニバスストーリー。
    最初の話以外は惑星9の舞台を活かしきれてないような気がするが、面白い
  • 夜とコンクリート
    4つの物語が収録されている短編集。独特の絵柄と静かな物語がとても良く調和して、素敵な世界観を作っています。「夏休みの町」と「青いサイダー」がとても好きです^^
  • 夜とコンクリート
    描写を極限までそぎおとす、あるいはフラットにした上で、ストーリーで読ませる。小説のようなマンガ。幻想的な夜話。
  • 夜とコンクリート
    表紙に一目ぼれしてしまって、「値段が高ぇよ!!」と思いながらも購入。
    夏休みの話が好き。おもしろかった、し、良かった。
    最後の描き下ろしも個人的には好き。

    少し違うけど、市川春子作品が好きな人は好きかも。
    不思議現実世界というか、なんというか。良い空気感で進む漫画でした。
  • 夜とコンクリート
    『惑星9』から続けざまに読んだ2作目。文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作。

    惑星9とくらべて力を入れているというか、あえて狙いに来ている作品が多いので、そこで評価が分かれそう。自分はこれぐらいあざとい方が好みだった。『夏休みの町』の読後感を毎日のように噛み締めながら、きっと僕らは生きている...続きを読む
  • 夜とコンクリート
    たしかになぜか懐かしい。小学生ぐらいの頃思い出す。こんな感じの漫画どっかで読んだことがある気がする。
    そんでたしかに静かだ。しんと静まり返ってる。
    一本目の建築士と建物の話はもう一押し!って感じがしたけど、夏休みの話はすごくよかったな。なぜか泣きそうになったな。夏休みっていうだけでなんであんなに殺人...続きを読む
  • 夜とコンクリート
    町田洋さんの2冊目。初期作品とあって、全体的にはやはり惑星9のほうが好きだ。中編2こと短編2こ。シマさんの話がよかった。むしろシマさんの話だけで一冊の薄い本とかになってたらそれが欲しかった。と思った。
  • 惑星9の休日
    自身のサイトでひっそりと漫画を公開してきた町田洋。電脳マヴォに掲載した「夏休みの町」が今年の文化庁メディア芸術祭のコミック部門の新人賞をとったりと、じわじわきている新人さんです。

    そんな彼の初のコミカラズが、「惑星9の休日」です。

    お話的には「惑星9」という閑散とした星があって、その星に暮らす人...続きを読む
  • 砂の都
    【あらすじ】
    「すぐに忘れてしまうことと、どうしても忘れられないことの違いってなんだろう」。これは不思議な砂漠の孤島に生きる人々の「記憶」と「建物」を巡る物語。漫画界大注目の俊英・町田洋(『惑星9の休日』、『夜とコンクリート』)が贈る、ロマンティック・デザート・ストーリー!

    ・‥…━━━☆・‥…━...続きを読む
  • 砂の都
    画の線が細く、そのためか分からないが、登場する人たちの関係もシンプルで砂のように簡単に崩れてしまえるようにみえる。記憶の中で深くつながっている、からこそ語らずとも伝わる人々の感情が原動力となっているんだなぁ。
  • 惑星9の休日
    砂漠の惑星での、小さくもない出来事。住人たちはケロッとしていて、大騒動にならず。砂漠、ぽつんと一軒家、入道雲、青空もしくは夜空。女の子も女性も異星人も、みな魅力的で、それが各話の軸。それ以外の『玉虫色の男』や『ある散歩者の夢想』の方が面白い。絵柄に関しては、表題作や『衛星の夜』のガランとしたタッチ、...続きを読む
  • 惑星9の休日
    田舎の惑星っていいなぁ。
    「衛星の夜」はジェイムズ・ティプトリーJrの「たったひとつの冴えたやりかた」へのオマージュなんだろうな。とても好きな作品。
  • 惑星9の休日
    "「そのお話しして!」
    「仕事中だろ」
    「私今日ず〜っと休憩してないのよ!
    みんな注文は自分で取りに行けばいいのよ
    ね 聞きたい」"[p.54_衛星の夜]

    「惑星9の休日」
    「UTOPIA」
    「玉虫色の男」
    「衛星の夜」
    「それはどこかへ行った」
    「とある散歩者の無想」
    「午後二時、横断歩道の上で...続きを読む
  • 惑星9の休日
    『爽やかな短編漫画集』

    SF的な短編漫画が8話収録されています。

    SF的な短編漫画と書きましたが、内容的にはSF的な驚きを軸にした話というよりも、SFで使われる環境や場面そして小道具などを用いた物語といった感じになっています。

    コマが大きめで、書き込みを意図的に排したような作風はとにかく読みや...続きを読む
  • 惑星9の休日
    ジャケ買い。
    んー。けっこう好きな空気感なんだけど。んー。 もひとつなんかあるとなぁ。
    色んな映画を面白かったと称するおじさん好き。
  • 夜とコンクリート
    今年の文化庁メディア芸術祭新人賞。新人というには完成されてる。上手い新人は毎年たくさん出るが、ここまで世界がある人もなかなかない。とくに受賞作の「夏休みの町」は確かに賞にふさわしい出来。
  • 惑星9の休日
    夜とコンクリートからさかのぼり。

    良い漫画。とても良い漫画なんだけど、人を選ぶ感じがする。星新一っぽい感じもしたが、あそこまで皮肉や毒が効いているものではなく、するりと突き抜けていくような爽快感がある。この持ち味はなかなか出せるものじゃない。