町田洋のレビュー一覧

  • 惑星9の休日
    辺境の星「惑星9」を舞台にしたSF短編集。
    SFとは言ってもそういった要素は物語の味付け程度で、小難しい設定は登場しない。砂漠ばかりの広大な大地で生活する人々の物語は時に切なく、そして心地よい。
    因みに公式HPで1話分試し読みができる。気になったなら検索してみよう。
  • 惑星9の休日
    うう‥すごーくすごっく良い漫画だった。
    おすすめしたいいろんな人に。でもこのまんが、好きと言ってくれる人少ないかもしれない‥?いやわからない。
    おたく受けと言うか、本好きにはうけると思うのですけど。どうだろう。
    装丁が南伸坊さんというのが!びっくりしました。
    デビューコミックスで全編書き下ろし。
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  • 砂の都
    言葉少なく カキコミも少なく だけど
    美しい人と生活と街がすてきでした

    人間が人間らしく生きているようすが美しかった
  • 惑星9の休日
    町田洋デビュー作。後年の作品と比べるとややウェットでエモに寄った作風か。とはいえその才能はコマの隅々にまで迸っている。
  • 夜とコンクリート
    ひとコマ、ひとコマ、丁寧にじっくりと読みたくなる作品。
    なんてことのない日常のなかに、一滴の秘薬を落としたような独特の味わいがある、気がする。
    特別じゃないけれど、トクベツ。そんな感じ。
    年齢とか、読むタイミングで読後感が変わってきそうだなと思った。
  • 夜とコンクリート
    短編集。全体的にゆったりとした時間が流れていた。
    特に「夜とコンクリート」の最後の風景はしばらく心に残りそう。あの静寂がいま恋しい。
    最近なんだか急いでたなと思わされました。
  • 夜とコンクリート
    人と人との不思議な繋がり。孤独感からふっと解放されるひととき。
    シンプルな絵がかえって透明で浸透してくる感じ…説明難しいけど
  • 夜とコンクリート
    まず、表紙と題名が最高におしゃれ。かっこいい。
    日常とそれ以外のものを簡潔な絵で表現するSFマンガ。
    訴えているものが大きいのか小さいのかもわからない。
    その大小は読み手に全て委ねられているような底が見えない物語4編。
  • 夜とコンクリート
    余白がとても良い。モノクロという言葉より、白と黒と言うのがとても合う。もう少し大人になって読んだらまた感想が変わりそうだ。
  • 惑星9の休日
    「惑星9の休日」
    「UTOPIA」
    「玉虫色の男」
    「衛星の夜」
    「それはどこかへ行った」
    「とある散歩者の無想」
    「午後二時、横断歩道の上で」
    「灯」

    この上質な抒情。
    決して記憶のど真ん中に留まるわけではないのに、きっと数年後も記憶の底に滞留して、ふとしたときに思い出しそうな。
  • 夜とコンクリート
    独特のもの悲しさを内包した作品。細かい書き込みや構図がないので非常にシンプル。また登場人物も少なく、キャラクターに起伏が少ないのも特徴。
    不思議と何度も手にとって読み返してしまう。
  • 夜とコンクリート
    短編集 ふわっとした絵柄なのにメッセージがしっかりしている 特に「夏休みの町」の急に現実に戻されるラストが切なくていい じぶんは大学生だけど、今しかできないこと、しておきたいなぁ
  • 夜とコンクリート
    "「正しい世界で 暮らした方がいい バイバイ」"[p.84_夏休みの町]

    「夜とコンクリート」
    「夏休みの町」
    「青いサイダー」
    「発泡酒」
  • 夜とコンクリート
    書店で「夏休みの町」を試し読みしたところ、続きが気になりすぎて買ってしまった。買ってよかったです。収録されている4作品すべてが地に足のついたフィクションで、好感をもちました。
    その中でもやっぱり夏休みの町が一番好きです。映画みたい。
  • 惑星9の休日
    前作ですっかりファンになってしまった町田さんの作品。個人的には「午後二時、横断歩道の上で」がよかった。惑星9いきたいな。
  • 夜とコンクリート

    大人のための絵本

    【大人のための絵本】明日も朝から仕事なのに、なかなか寝付けない夜に初めて読んだ感想が、これだった。
    ロボットのように淡々と職務を熟す日々。忘れかけてた色んな感情を思い出させてくれる、凝り固まった心を解してくれる、瞑想させてくれる、そんな漫画だった。一度読んだらもう読まないかも、っと思いつつ気付いたら...続きを読む
  • 惑星9の休日
    なんかシュール?

    好きなとこは
    表題作品  垂直に自転の凍りついた町と砂漠
    「衛星の夜」  唯一の生物、粘菌
  • 惑星9の休日
    辺境の惑星9。寂れた小さな星。
    乾燥した大地。白く射す日差しに抜けるような青空。あるいは満天の星。地平線がどこまでも続く。
    人けのない場所に佇むこの感覚は何なのだろうか?頭の奥が痺れるような、少し寂しいような。
    孤独ではない。孤独はむしろ人の中で疎外されたときに強く感じる。自分と世界が溶け合うような...続きを読む
  • 夜とコンクリート
    惑星9に続き、読んでみました。
    二つとも不思議な作風だなと思う。

    建物の声が聞こえる青年。
    午前3時から夜明けは眠る建物。
    っていう発想いいなぁ。

    夏休みの町と青いサイダーが好きだな。
  • 夜とコンクリート
    淡々と過ぎていく日常の中に不意に訪れる異質な出来事。彼らは過去に想いを馳せ、未来に漠とした不安を抱き、目の前に広がる世界の美しさにただ心奪われ、ちっぽけな自分をもの哀しく思う。そして少しだけ前向きな気分になって、また日常へと戻っていく。
    シンプルな描線。少し不思議な物語。坂田靖子さんの作風に似ている...続きを読む