櫻田大造のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本の大学入試がいかに「ガラパゴス化」しているか、世界的に見て特殊な大学入試の状況を解説している。さらに、その入試制度の中で、大学教員がいかに神経をすり減らして業務に取り組んでいるか、という大学教員の「ぶっちゃけ話」というか愚痴、が紹介されている。単なる愚痴に終わらず、どういう制度にすれば大学教員、受験生にとって幸せなものになるのか、また、どんな大学に入れば大学時代を有意義に過ごせるのか、といった建設的な話で終わっている。
著者は政治学が専門だが、読んでて飽きない、面白い文体で書かれており、エッセイ的な読み物として楽しめる。それでいて注釈や参考文献がしっかりと書かれていて、学問というか、研 -
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≪目次≫
第1章 ガラパゴス化するニッポンの大学入試
第2章 AO・自己推薦入試・せんたー試験などの赤裸々な現場
第3章 問題作成&オープン・キャンパスのドタバタ
第4章 入試当日の試験監督狂想曲
第5章 採点・合格発表もラクじゃない?
第6章 因縁の対決?予備校vs大学
第7章 大統領も学歴ロンダ―こんなに違う日米大学入試
第8章 「君、入試は一般?それともAO?」
第9章 どうしたらええんかい?大学入試現場への提言
第10章 特に学生諸君に知ってほしい7つのこと
≪内容≫
与太話かと思いきや、後ろの注の多さ…本気度が見えてきます。又聞きや推測の話も多いですが、大学の内幕